ロードレースで空気抵抗を感じるとき
レースに出ていた頃、10年以上前ということもあり、エアロ関係の機材への関心はほとんどありませんでした。
当時からエアロフレームやディープリムホイールはありましたが、効果が今ほど高くないこともあり、私は懐疑的でした。
ロードレースの場合、バイクの空気抵抗を削減した効果が十分に発揮されるのは、先頭を引くとき、たまに逃げに乗ってみるときやスプリントへ向けての位置取りでどうしてもドラフティングを受けられないときなど、短い時間の場面に限られました。
そのため空気抵抗削減よりも、コーナー出口での加速や登りなどでの加速性能向上に効果的な剛性向上と軽量化を重視していました。
スプリント中の空気抵抗は唯一削減したいと感じるところですが、スプリントへ向けての体力を、軽量化によって温存するほうが大事と考えていました。
レースではライダーの空気抵抗が支配的と考えます。
バイクは常に前を走るライダーのバイクの風避けに入っていますので、ドラフティング中にはバイク自体の空気抵抗はあまり発生しないのでは?と考えています。
一方でライダー本人は、姿勢を低くしないと前のライダーの風避けに収まらないため、空気抵抗削減効果は大きいと考えています。
私は比較的大柄なため、常に姿勢を低く維持し、自分よりも小柄な周りのライダーよりも更に小さくなることに努めていました。
レース序盤の元気で余裕なときも、終盤の疲れたときも、肩をぶつけながら位置取りをしているときも、常に良いフォームを維持するのはなかなか技術がいることでした。
私にとって空気抵抗の削減は、バイクではなくライダーが主体でした。
そのため、エアロな機材としては、当時ではかなり幅が狭い、芯芯36cm幅のドロップハンドルを使用していたことがあります。
ゴール前の位置取りでドラフティングを受けられない際、空気抵抗の低さを強く感じていました。
狭い隙間に入れるという利点もあります。
幅の狭いハンドルは確実に効果的で、スプリントで勝負が決まったロードレースにて、1回の優勝を含めて3回表彰台に上がれました。
ブラケットは握りやすいからと言う理由で僅かに内向きにセッティングしていましたが、あんなに極端に内向きにするのが速いとは思いつきませんでしたね。
エアロ関係機材への関心
エアロ関係の機材についての関心は、むしろロードレースをやめて、サイクリングでひとりで走ったり、小集団での周回練習に参加させていただいてみたり、先頭で風を受ける機会が増えてから持つようになりました。
こういった場面では、バイク自体の空気抵抗が低いことは常に効果を発揮してくれそうです。
空気抵抗削減はバイクに任せて、自分は楽なポジションでバイクに乗り、のんびりサイクリンクを楽しみたいものです。