今日は主人と、こんな素晴らしいコンサートに行って参りました。
会場が我が家から30分程で行ける便利さもあって、主人の方から誘ってくれました。
平日の昼間にもかかわらず会場は満席で、冒頭でギターの福田さんが、
「平日の昼間にもかかわらずこんなにたくさんの方にお越し頂きまして、世の中にはヒマな…いえ、豊かな、心の豊かな方がたくさんいらっしゃるんだなぁ…と、感謝しております。」
と話し、笑いをとっていらっしゃいました。
でも、その通り、うちも主人が週一勤務になり、ゆとりのある生活になりました。
平日の日中だろうと、予定さえ組めば今日のようにコンサートにも行けます。
このホールは近いので、終了後に延々と電車に乗って帰らなければならない苦行もありません。
シニア夫婦にとって有難いホールです。
コンサートは素晴らしいものでした。
一曲目の「南へ帰ろう」で、一瞬にして会場にアルゼンチンの風が流れました。
ギターの音色もフルートの音色もふくよかで優しくて、哀愁に満ちていました。
ギターとフルートだけで、リズミカルだったりメロディアスだったり、さまざまな感情を表現されていました。
コンサートが終盤に近づいた頃、大変なアクシデントが起きました。なんと福田進一さんのギターの弦が、MCの最中に突然 ピン❗️ といって切れました。それも1弦。福田さんも、
「演奏中ならまだしも、MCの最中に切れるなんて、生まれて初めてだ。僕何かイケナイ事言ったかなぁ」と、とても驚いていらっしゃいました。
急遽楽屋に戻られて弦を張り替えている間、なんと高木綾子さんが、
「それじゃぁその間、私が何か(プログラムには無かった曲を)吹いてます〜」
と、軽〜くおっしゃって、そして先ほど吹いて下さった、バッハの無伴奏フルートの為のパルティータをピアソラ風にアレンジされた曲の、
「原曲を吹きます〜」
と軽〜く軽くおっしゃって、タブレットをちょいちょいとめくって楽譜を出され、見事な見事なパルティータを演奏して下さいました。
コンサートの最初から最後まで、私も、そして隣の主人も、のめり込むように聞きました。
終了後、おふたりのCDを購入し、サインを頂きました。
7月に行われるオールショパンプログラムのコンサートのチケットも購入しちゃいました。
帰宅してから、購入したCDを聴いて、もう一度おふたりの音色に浸りました。