今日は、地元の公民館で開かれた、知人のコンサートを聴きに行った。

クラリネットとピアノの演奏会で、最後1曲だけヴィオラが入る。

ヴィオラの女性が、私の知人で、クラリネットはそのご主人。

お2人とも来年還暦を迎えられる、熟年夫婦だ。

ピアノの方は、初めてお会いする方だった。

ヴィオラの女性は、普段はヴァイオリンを弾いていて、ずっとプロの演奏家として活躍されて来た。

今は現役を引退されて、ヴァイオリンのお教室を開いていらっしゃる。

ご主人も、若い頃からオケに所属して、ずっとクラリネットを吹いて来られたが、本業ではなく、職業は会社員。

クラリネットはあくまで趣味のご様子。


私はいつもこのブログで、聴きに行ったコンサートの報告をする時には、顔も名前も、そして多くは画像まではっきり載せて、どんな演奏会だったか感想を書くことにしている。

でも、今日は、あえてお名前や画像は載せないでおこうと思う。

何故なら、私にしては珍しく、コンサートを楽しめた、とは、思えなかったので。

(この方達が、このブログを見ることは、決して無いと思うし。)


何が良くなかったのかしら?


曲が難しかったから?


それもある。

ほとんど、知らない曲だった。


でも、知らない曲でも、

「いい曲だなぁ…。なんて言う曲なのかしら?」

と思う事は、今までにもたくさんあった。

曲のせいでは無いと思う。


う~~~ん。


一口に言うと、今日のメイン奏者・クラリネットに、“あじ”がなくて。


とても真面目に演奏されていた。

でも、音が届いているのが、せいぜい、楽譜まで。

それよりこっちには響いて来ない。

ミスも少なく、確かに、仕事のかたわら、相当練習したのだろうけれど、演奏って、間違えなければいい、ってもんじゃないし。

なんか、楽譜どおりに吹いてます、っていう感じが前面に出ていて、綺麗な演奏だなぁ…とは、感じられなかった。

そして、音色。

クラリネットって、もっと伸びやかに上品に響く楽器じゃなかったかしら?

確かに音は出ているんだけれど、例えばスラー一つにしても、もう少しきれいに、スラーにならないかしら?

全体的に、色気がなくて…。

若い時からやっていらしただけあって、下手なんだけれど一生懸命やっています、と言うひたむきさも無くて。


最後、ヴィオラが入った演奏では、(前回聞いたときも思ったのですが、)奥さんであるヴィオラにかなり気を使っている様子で、奥さんの方は余裕の表情、ご主人は精一杯な感じがありありだった。


最も残念だったのは、司会、MC、曲の紹介を全て奥さんがやっていて、最後までご主人も、ピアノの方も、声を聞けなかったこと。

自分のソロ演奏の曲は、その奏者が曲紹介した方が、いいと思うんだけれどなぁ…。


実は、私も、このヴァイオリン女性とは、以前、何回かご一緒に演奏させて頂いた事があるのだけれど、それはそれは演奏に対して厳しい方で、毎回、アンサンブルを楽しむどころか、とても緊張したものです。

今日の演奏でも、ご主人が、演奏を“楽しんで”いるようには、何だか見えなくて。


聞いていて、疲れてしまいました。



今後もご夫婦で演奏活動を続けられると思うので、いつの日か、このご主人が、奥さんに気を遣うことなく、ご自分の演奏を伸び伸びとされる日を、楽しみにしよう!