BON JOVI
「KEEP THE FAITH」 (1992)
- キープ・ザ・フェイス+2/ボン・ジョヴィ
- ¥1,390
- Amazon.co.jp
どーも、先日山形の秘湯に行った際、送迎車とブルドーザーが正面衝突しそうになったUNOです。散々ブログでネタにした
から、呪いをかけられましたかね。
サタニック・メタルおそるべし
この前の旅行ではテレビの無い宿に随分泊りましたが、日ごろテレビをほとんど見ないので、特に不都合はありませんでした。
もはやメシの時に適当に流して、見るともなしに見る程度ですし、まだ分厚いテレビのままです。このまま来年見れなくなっても別にいいかな、と思っています。
すっかりテレビを見なくなったUNOが、そこそこ見ているのが「アメトーク」です。好きな番組か?と問われたら、「別に . . . 」( ̄Д ̄) と応えますが、何か見ちゃいますね。
アメトークの魅力と言えば、誰もが何となく知ってるテーマを、芸人たちがマニアまではいかない浅い知識でもって熱く語って、特にそのテーマに興味のない雨上がりやお客さんとの温度差を楽しむことですね。
それでいて、そのテーマのベタなおもしろ所(ファンなら常識の)を紹介して、新たに興味を持ってくれる新規ファンを獲得しようという、マニア向けではない徹底的なハードルの低さが、多くの人が楽しめる要因だと思います。
うん、何かウチのブログが目指す方向性に、通じるものがある気がします。
ウチのブログももう少し、アメトークから学ぶ事がありそうですね。
という訳で、今日は未だに実現していない「ヘビメタ芸人」の企画を勝手に考えてみようと思います。
まず最初の問題は、タイトルですね。
「ヘビメタ芸人」の時点で、真っ当なメタラーは腹を立てるでしょうし、アタマの「僕たちはヘビメタ芸人です」なんて、死んでも言いたくないでしょう。
この時点でどんアウトな訳ですが、じゃあ、どうする?「ヘヴィ・メタル芸人」では半端に長くてキレが悪く、テレビ的ではない。だからと言って、「メタル芸人」では何だかよく分からない。アメトークは分かりやすさ第一です。
「ヘビメタ芸人」が一番、一般ピーポーにも伝わりやすくキレもいいから、特にHM/HRに愛情のないスタッフだったら、これを採用しそうですし、軽くかじってる程度の芸人なら普通に出そうです。
さぁ、どうする?ひとまず保留しましょう。
続いて出演芸人です。
あまりメタラーだという芸人の話を聴かないのですが、アメトーク芸人のメインが30代後半であることを考えると、普通に80年代後半のメタルブームを通過していそうですから、隠れメタラーはいると思います。
まあアメトークですと、ガンズ、メタリカ、ミスター・ビッグなんかが好きで、オアシス、レッチリ、マンソン、ニルヴァーナ、グリーン・デイも好きという、単なる洋楽ファンもブッキングされそうですが。
こんな感じがするのが、品川先生ですね。すっげー広く浅く、まさに上記のバンドばかり聴きかじっていそうです。ぜひとも熱くガンズやメタリカの素晴らしさを語っていただきましょう。
友人から小島よしおがメタラーだと聞いたのですが、ソースが分からないのですよね。どの辺りを聴いてるのか分かりませんけど、何かマンソンとか好きそうな臭いがするのですが、まあ入れておきましょう。
山崎邦正は、マイケル・シェンカーとかが好きみたいですね。アメトーク的にも出ていただきましょう。
洋楽ロック好きの芸人と言えば、びびる大木ですが、好きなミュージシャンをクラプトンと言ってたのが、難しい所です。単なるオサレロック好きの可能性も、渋好みの可能性もあります。メディア的に分かりやすい名前を出した可能性もありますしね。とりあえずオファー出してみましょう。
飛石連休の藤井はガチですね。東京では聴けないので聴いたことはないですが、あの酒井康と一緒に番組をやれてるんですから、かなりのものだと思います。ただマジ過ぎて、アメトーク向きではない気がするのですが。
竹若は、昔ジャパメタのファンだったみたいですが、これも微妙な立ち位置ですね。
アンタッチャブルの柴田が昔よくメガデスTシャツ着てましたが、聴いてるかどうかは分かりません。それ以前に復帰してくれないと、話になりませんが。
やまちゃん、なだぎ、鬼奴のボン・ジョヴィファン組が一番難しい所ですね。もう少し広げていると、入れられるんですが。なだぎは何となく広げてそうな気もしますけど。やまちゃんを、お前知らねーだろ!って、いじりキャラにするのもありですね。
他にもいますかね。とりあえず5~6人いれば、企画は成立すると思いますが。
何かこのメンバーだと、藤井がいなけりゃ「ヘビメタ芸人」でいけそうな嫌な感じがします。
続いて芸人の格好です。考えられるのは2つです。
一つは、単純に自分たちの好きなバンドのTシャツを着てくること。
もう一つは、好きなミュージシャンのコスプレをすることです。
アメトークならどちらもありそうですが、どちらにしてもなるべく眼をひくものでいくことが大事です。
コスプレでありそうなのは、ロブ・ハルフォード(宮迫「レイザーラモンやん!」)、ジーン・シモンズ(「デーモンさん?」)、ラットorモトリーのLAメタル系、オジー、フレディ・マーキュリー、アクセル(これは品川?)、アンガス(邦正似合いそう)、スリップノット(ひな壇でマスクを脱いだら、ただの町工場芸人w)、こんな所かなぁ。基本は80年代ファッションです。
マニアックにキング・ダイアモンド、W.A.S.P.、ヴェノムなんかもありですが、果たしてここまで広げられる人材がいるかな?
Tシャツの場合でも、好きなバンドというよりはメイデン、モーターヘッド、キッス系の格好良いものか、ネタ的なもののどちらかで統一ですね。小島は、アンドリューの鼻血Tシャツですな。
で、番組スタートですが、まずは普通に好きなバンドのエピソード。オジーのコウモリを食った話や、アラモ岬での立ちションの武勇伝から、オズボーンズの話ですね。
あとは先日ウチのブログでも書いたアクセルの遅刻話 に、キッスのライヴ・パフォーマンス 、アンガスのストリップ、ブルースのパイロット、なんかですかねえ。ライヴ映像やP.V. を交えてのトークになりそうです。
必須なのは、イントロ当てクイズ。真っ当なメタラーなら、ベタな有名曲なら最初の1~2秒で分かるはずですから、お客さんや雨上がりをビビらせてほしいです。メイデンの”Run To The Hills”で、ドラムだけで当てたら普通の人ならビビるでしょう。
ミスター・ビッグの”Daddy、Brother、Lover、Little Boy”のドリル音だけで当てるのもありですな。ただし、ちゃんと下調べ(何を聴いてるか)をしておかないと、企画倒れの可能性もありますが。
あとは何だろう?ジャケットについて語ってもらいますか。邦楽との大きな違いの部分ですしね。
最後はお約束ですが、”あの大物ヘビメタミュージシャン登場”のテロップでCMに行ってからの、マーティ・フリードマンの登場。”Holy Wars”の演奏で、みんなヘドバンしてお終いですね。
まあ、どういう番組になるかの想像は大体つくのですが、どう考えても実現すると思えません。
何かねー、番組の内容的にも、視聴率的にも、出演芸人的にも、普通のお客さんや視聴者的にも、真っ当なメタラーの視聴者的にも、全てが共倒れする絵しか浮かんできませんw
何かおもしろい番組になる絵が全く浮かばず、全員が損をするという最悪の結果しか想像できないですね。
要因は濃いマニアが多いジャンルであるため、そのマニアに寄せるとアメトークが対象とする普通の人が楽しめないし、上記のように普通の人に寄せると、マニアの怒りを買ってお終いだと思うのですね。
それでいて、普通の人が楽しめる要素がそんなにあるとも思えないし、真っ当なファンだったら(プロレス芸人みたいに)、あまりメタルを笑いにするのを良しとしない感じがします。
出演芸人もファンとしての純粋な気持ちと、お笑いとしての仕事をうまくバランス取って出来るのかな~と。(何気に邦正の立ち位置が一番難しそう。だからこそ断るかもね)
品川みたいなのが、6人集まってムダに熱く語ってくれると、ガンダム芸人みたくギリギリ一般ピーポーが楽しめる感じに仕上がりそうですが、真っ当なメタラーから総スカン食らって、炎上しそうです。
最近のバンドがいない、コアなバンドがいない、メロスピ系がいない、そんなのメタルじゃねー、お前が偉そうに語るな、ヘビメタってなめとんのか、山のような批判が目に浮かびますな。
ヘビメタ芸人として大きく括るよりは、越中芸人みたく特定のバンドorミュージシャンに特化して、お客さんや雨上がりを置いてけぼりにする方が、まだ成立しそうにも思えますが、一番ありそうなのがX-JAPAN芸人な感じですし、洋楽ロックだとビートルズくらいかなぁ。どっちにしても、ちょいと違いますね。
いっその事アンヴィルみたいなのを発掘するのもありですが、そこまで深いマニアが果たして揃うのか。
まあ断言しましょう。100%実現しないと。ちょっとアメトークとは、違う感じなんですよね。
アメトーク、ボン・ジョヴィ芸人は?これも何か違う気がしますね。基本アメトークって、普通の中高生男子が好きそうなダサ格好良いものが対象ですから(そういう意味では確かにメタルは合っているのですが)、ボンはちとオサレ系で毛色が違う感じがします。
結局やった所で、格好良いー以外のものは無いと思いますので、やるんなら別の番組で女性タレントだけ集めて、ひたすら格好良いの30分番組をやった方がいいと思います。
やまちゃんとか、女の子にもてる為に聴いているという感じがすっごくするので、特にHM/HRファンという感じはしませんし、ボン・ジョヴィがどこまで好きかすら怪しいですね(だから、いじりキャラで入れるのはありなんですが)。
一応ボン・ジョヴィ自体は、「僕たちはHM/HRの入り口」というスタンスで、ひたすら分かりやすく格好良い音楽を演り続けています。
難儀なのは、アメリカや欧米は知りませんがここ日本においては、ジョンのルックスの良さも相まって女の子が多数ファンになりますが、HM/HRの入り口にならずに、単なる熱狂的なジョン・ボン・ジョヴィ命のボン・ジョヴィファンで終わってしまうことですね。
今までにもボン・ジョヴィファンの女の子とは、それなりに会ってきましたが、一番対応に困る相手ですね。
全く別物ですと、別の趣味の人で済みますけど、中途半端にカブってしまっているが故に、変に仲間と思われてしまうと実に厄介です。少しくらいならそりゃあ付き合えますが、あまり広げられると、いや、そこまでは . . .
それよりも、対して興味のないおいらの方が、下手すりゃ知ってるということがままあるというのも、どうなんでしょうね。
全然ボン・ジョヴィというものの予備知識がなく、何となくHM/HRの大物バンドということだけ知っていた初期の頃に、この「KEEP THE FAITH」が出て店頭に並んでいたので(正確には、後に出た新装版)、何となく買ってしまいました。
①”I Believe”が、おお!? 格好良いって思い、名バラード④”In These Arms”や⑦”Dry County”なんかも良いと思い、前半は楽しめたのですが、アルバム通しての感想は、曲にバラつきが目立つことと、長くて後半ダレる事ですね。
まあ、それでも最初の入り口としてそれなりに重宝しましたが、すぐに守備範囲から外れてきて聴かなくなってしまい、程なくして「ボン・ジョヴィなんざ聴く奴ぁ、ナンパな奴だ」と貶すようになりましたね(笑)
でもその期間はあまり長くなく、音楽は聴かないまでも、HM/HRの頂点に立つバンドとして、この冬の時代がんばってください!と応援はする立場になってました。
実際ボン・ジョヴィがいなかったら、90年代の日本においてのメタル人気がどうなっていた事か。ボン・ジョヴィがHM/HRの屋台骨を背負ってくれていて、メタルの火を絶やさないでいてくれたからこそ、訳の分からん有象無象のB級C級バンドでも、ちゃんと日本盤を出したり、来日公演に呼んでくれたりしていた、という感謝の念は大きいです。
ボンがいなかったら、マジでメタルなんか廃れて、グランジ・オルタナやオアシスやJ-POPにつぶされて、本当に最新のは一部の専門店のみ、普通の店では過去の有名なアルバムしか見れない事になってたかもしれません(プログレみたいな感じに)。
アンチ・ボンは多いと思うけど、ボンがいなかったら君らの好きなバンド、大分消えてたかもしれませんよ。
実は、こんなこと言うのも何なんですが。ちょっとボン・ジョヴィのライヴ観てみたいんですよね。これだけ長いことHM/HRの頂点に君臨しているバンドですから、どんな感じなのか興味があります。
ただ一人で行くのは抵抗があるので、誰かと一緒に行きたいですね。出来れば、「友達が行けなくなって、チケットが余ってるんですけど、一緒にいきませんか?」的な感じで誘ってくれて、「しょうがないなー」って、渋々行くのがベストです。前述のように、あまり積極的に誘われて仲間だと思われるのも嫌なので、仕方なく行ってあげた、というシチュエーションがいいです。
もしくは、ラウパーのトリ。ありそうな気もするけど、ギャラの問題もあるし、やっぱ無いかな。