昨日3月26日は私の勤務校での終業式でした。

思えば、わずか1年数ヶ月前までは私のすぐ隣には死がありました。

「もう、生きられない。そして、二度と教壇になど戻れない。」そう思っていました。それが・・・

 教室にいつもより少し早く行ってみると、

「先生のクラスにまたなりたいな。」

  「先生おせわになりました。」

   「先生もうびょうきにはならないでね。元気でいてね。」

 そんな優しい言葉をかけてくれる子供たち。 みんなのこともっともっと見続けていたいのだけど、お別れの日が来てしまったことが寂しくて仕方がありませんでした。

 そして、わずか8歳の子たちだけで書いてくれた色紙のサプライズプレゼントをもらいました。もう涙を抑えることに必死でした。


 みんなと最後に「絶対に優勝しよう!」 と練習して、本番では見事に優勝した喜びは忘れられません。

 どんなことでもやればできる・なかまをしんじて ということがわかったね。

 先生はそのことをこの数年間でとても感じました。

 なかまに支えられて、みんなと1年間とても楽しい日々を過ごすことができました。こんなにも元気になって。


 2年1組のみんな、笑顔を、優しさをありがとう。そのエネルギーをもらえていなかったら先生は1年間もたなかったかもしれません。みんなありがとう。

 2年1組はこれでばらばらになってしまうけど、みんなはいつまでも先生の教え子だよ。これからもずっとみんなのこと応援しているからね。


 こんなすばらしい職場に戻ることができてあらためて感謝します。本当にありがとうございました。こうして無事に、元気に1年を終えることができたのも支援してくださったみなさまのおかげです。

 生きていられたからみんなに巡り会えたし、2年1組の子どもたちにも会うことができましたし、感動をいっぱいもらうことができました。

 生きるってすばらしい!    平成24年 3月26日 浅野 彰