中医学のルーツをたずねて
中医学の源とでありバイブルとも言われる書籍が今から2000年も前に記された
とされる、「黄帝内経」です。
「黄帝内経」は今でいう漢方薬だけではなく、鍼灸や食養生、天候、易学、運命学など
幅広く記述されており、道教の原点として有名な「易経」の姉妹書とも言われています。
易者さんというと、現代の日本では占い師のイメージがありますが当時は皇帝直属の
総合研究所のようなもので、1チーム百人程度で、将来の気候を予測して、年貢の予想
などを行っていたと思われます。
それと、同じように身体について患者さんの訴えるいろいろな症状から、身体のなかで
起きている事を予想して、症状に合わせた薬草で身体の悩みを改善するのが中医学です。
特に、舌診や脈診断は舌や脈による健康うらないといっても良いかもしれません。
もちろん、皇帝のおさめる民の健康を維持して農作物などの年貢を安定的に得る目的も
あったでしょう。
そんな、なかで女性についての記述として、「女性の本は血」といって女性の健康に
「血」が大切なことを指摘しています。
生理による出血で血液が失われてゆく事を考慮していると思われます。
「黄帝内経」でいう血は血液のだけでなくホルモンなども含めて血といっているよう
です。
この血を補う生薬の代表が、当帰と阿膠。
当帰は植物性の薬草で穏やかに血液を増やし蓄えてゆきます。
阿膠はロバの膠(ニカワ)の動物性の生薬なので素早く血液を増やします。
阿膠には、天然のコラーゲンが豊富に含まれ女性には嬉しい生薬でしょう。
楊貴妃も、何故か隠れてのんでいたそうです。
中国漢方大好き薬剤師 マナ