7月に入り猛暑が続いている鳥取です。
こんにちは、イヌイ薬局の乾マリコです。
梅雨明けはまだのようですが、
梅雨に入ってこの時期に女性を悩ませるものに、
オリモノの症状があります。
オリモノは、女性特有の症状で、
子宮や膣から分泌される粘液状のものを指し、
膣内に雑菌が入るのを防ぎ、
清潔に保つための大切な分泌液です。
正常なオリモノは、無色澄明で臭いも少なく、
量も少量です。
女性の身体はいろいろ守られているのですよね。
このオリモノは、女性ホルモンに左右され、
月経前や排卵期、妊娠期に多くなり、
閉経後は減少します。
妊活中の方は、とくに排卵期に見られる
オリモノに注意していただきたい!
低温期に卵胞が成長し、十分成長し
排卵を迎える排卵直前に
卵の白身のような、とろっとした
オリモノが見られます。
これは、とっても素晴らしいオリモノです。
できれば排卵期に感じていただきたいオリモノ。
このようなオリモノがあれば、
卵胞が充分成長した結果です。
このオリモノは、嫌わないであげてくださいね。
このようなオリモノがでるのが
当たり前、そしていい結果であることを
若いころから知っておくべきだと
つうくづく思います。
何も知らない20歳代のころ、
これは何??と思っていましたものね~
だて適度な量の白色~透明のオリモノは
問題ないのですが、
量が異常に多い、
臭いがきつい、
黄色や赤い色が混じるなどの場合は、
医療機関などでの対応が必要です。
またオリモノも体質的にタイプに分かれます。
代表的なものとして
① 胃腸が弱いタイプ・・
臭いが強くなく、白または黄色味がかったオリモノ
むくみやすく、疲れやすい方に多いのが特徴です。
PCOSなど多嚢胞の方に多いのがこのタイプ。
おすすめ漢方・・・健脾散顆粒・五行草茶など
② 冷え性タイプ・・
サラサラとした、無臭の白または、
澄明なオリモノが特徴
手足の冷え、頻尿など冷えの症状が強いタイプ
おすすめ漢方・・・参茸補血丸など
③湿熱タイプ・・
オリモノが黄色・赤っぽく粘りがあり、
臭いが強い、陰部のかゆみや下腹部の痛みを
伴うタイプ
おすすめ漢方・・・瀉火利湿顆粒など
これからの季節、冷たい飲み物などのとりすぎなど
の暴飲暴食などで、
また薄着もオリモノの原因となりますので
どうぞ気をつけましょう。
夏でも、温かい飲み物は、胃腸を守りますので
積極的にとりましょう。
あなたのオリモノ大丈夫ですか?
漢方薬でも対応できますので
どうぞご相談くださいね!