石鯛のモツ汁 |     せんりゅうNOTE

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いつもは
ろくなものを置いていない近所の鮮魚店が


どういうわけか,
日曜日は
その日の朝に伊豆の伊東港で
水揚げされたものが,
直送され,午後に店頭に並ぶ.


さすが,日本人.
魚にうるさい目利きが多いのか,

そういった日だけは,その店の客足は多い.



さて,
そうした中,

活魚として売られていた
キレイな食べ頃の石鯛.


水槽で長く飼われて,
ヒレがボロボロになった
痩せ細ったものではない.


以外に安価であったこともあり,


久しぶりに
石鯛を楽しむか,と購入する.






石鯛は
捨てるところの無い魚である.



特に,
内臓は是非ともに味わうべき部分であろう.









【石鯛のモツ汁】

モツ汁・・・

要は,
石鯛の臓物でダシをとっただけなのだが,
これがイケル.


石鯛の腸管の回りには
べっとりと脂が纏(まとわ)りついており,

実は,
これからとても良いダシが取れる..


胆嚢を
破らないように取り除き,

胃・腸管をキッチンばさみで切り開き
塩水で良く洗いヌメリを取る.


肝と一緒にぶつ切りにし,
強塩をして1時間程置く.


あとは,
昆布だしに放り込み,
熱を加え.
塩,日本酒,薄口醤油で味を整え,
子ネギを振って出来上がり.



写真を見てお分かりだろうか.


きめの細かい,
石鯛らしい香のある脂が浮いている.


椀一杯をじっくりと堪能する.





どうも,
魚喰いは
最終的には,
内臓や魚皮などの

一見,ゲテモノ系の方に
価値を見いだすようになるようだ.


身の部分は数切れを口にするだけで,

残りの身は,全て
女子供(おんなこども)にくれてやるようになる.


もっとも,

わが家の女子供は最初から
内臓や魚皮には興味が無いので


お互い Win-Win の状態であるから
なんら問題は生じない.




「魚の1番旨ぇところを喰わねえで
バカだなぁ・・・」


たぶん,
お互いにそう思っているはずだ.