ゴッコ.
北海道産.
正式名称:布袋魚(ホテイウオ)
北海道の郷土料理に使われる.
昔,北海道で口にした記憶がある.
まさか,東京の魚屋で手に入るとは思わなかった.
地元の人間は別にして,
この魚を知っていれば
それなりの“通(つう)”ではなかろうか.
ジャイアント・オタマジャクシの様な魚.
ヌルヌル,グニャグニャである.
肛門の部分に包丁で切れ目を入れると
卵がドバッと溢れてくるので
ボウルに受ける.
結構,ビックリするくらい入っている.
卵をとり出した魚体は
生気を抜かれたオバケのように
シュンと萎(しな)びてしまった.
ヌメリを取るために
沸騰したお湯に放り込む.
ヌメリが一瞬にして白く変色する.
魚体は湯通しでギュッとしまり
ひと回り小さくなるが
シャキッと再度生気が戻った感じになる.
料理をしていて
形態変化が楽しい食材だ.
冷水でヌメリを洗い落とし,
魚体表面がキュッキュッとゴムの様になったらOK.
卵は塩をいれた微温湯で数回洗い,
ヌメリを落とし,水を切る.
腹鰭(はらびれ)が変化した
吸盤がある.
鰭(ひれ)やこの部分は,
柔らかい軟骨部のため,
切り取って熏製にしてみる.
身はぶつ切り.
コレで,
一通りの下ごしらえが完了である.
まずは
定番のゴッコ汁に.
【ゴッコ汁】
①昆布だしを用いる.(好みで白だしを少々)
②冷蔵庫にあるものを適当に.
大根,ニンジン,ごぼう,ヤマブシダケ,青ネギ.
③ゴッコのぶつ切り,卵,肝を入れて
アクを丁寧に取りながらしばらく煮込む.
④塩,醤油,みりん,酒で味を整えて完成.
好みで海苔を加えて
ゴッコ汁の完成.
透明で上品な出汁,
身は白身.
卵はプチプチ.
肝も美味い.
鮟鱇(あんこう)の様に
分厚いゼラチン質の身には
プルプルのコラーゲンがたっぷり.
堪能した. ( ̄¬ ̄*)
次回は,
味噌仕立てで鍋にしてみるか.




