使命に生きる | 精神科医:みえしん院長

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私は、どんな仕事でも「使命感」って大事と思っています。
 
まああんまりそれを強調すると、プレッシャーになってしまうのも事実ですが、
カウンセラーやセラピストと話していて、
「臼井先生、仕事をするのに、使命ってどうですか?」「自分の使命がよくわからないんですけど・・・」
 
という質問を良く受けます。
 
派遣や短期の腰掛、つなぎの仕事にはそんなものは必要ないかもしれませんが、カウンセラーとかセラピスト、もちろん精神科医なんて仕事を生業としてやっていきたいなら「使命」という視点は大切だと思います。
 
「臼井先生、使命なんて必要ですか?」
 
大体こんな質問をしてくる人は、どんな仕事もうまく行ってないんで、カウンセラーを志しても、カウンセラーになってもたいていすぐ挫折します。
 
私から言わせれば―いろいろもちろん事情はあると思いますよ―でも
「使命が明確じゃないからうまくいってないんじゃないの」
とか思ってしまいます。もちろんそんな風に返しちゃうとそんな人に限って逆恨みとかしますから、
「まあ無理しないほうがいいよ」
「またの機会でいいんじゃない」
て感じで返しますが・・・使命感のない人にマジで返しても結局、辞めるか逃げるしかありませんから。
 
ほとんどの場合、使命がわからないという人は、会うたびに言うことが変わったり、やりたいことも変わります。
「まだ不安なので・・・」
先送りも多いパターンですね。
 
あまり聞かないようにはしています。
使命がない人は行動も伴いません。
「ふーん」
って感じになってしまいます。
 
まったく信頼感も感じられません。
金銭欲、名誉欲・・・これもある程度は必要ですが、「カウンセリングは金じゃない」って言っても「金だけが目的」の人も続かないですね。これも使命がないからです。
 
私たちのところでは、あからさまに「使命」という言葉は使っていませんが、カウンセラー登録したカウンセラーにはプロフィールで自己アピールさせるようにしています。
 
「使命を考えます」
といってもすぐに出てくるものではありません。
 「使命感を持ちます」
なんていうだけでできるものでもありません。

綺麗な文言を考えたり格好いい文章で他人に伝えるものでもないです。
 
ただプロフィールなどで書くようにさせているのは、自分が原点を思い出すためです。
 
誰かにアピールして自分のカウンセリングを受けてもらうのも大切ですが、自分が読んでみたときに、その初心を思い出せることが大切です。
 
カウンセリングをするうえでもっとも重要な動機を込めた初心/原点 
えーんクライアントからクレームされた時
ショボーン収入が上がらないとき
ショボーンセミナーで集客ができなかったとき

 
こういう時に使命がないと容易に逃げ出す、また別の仕事をやってもまた逃げ出す。これの繰り返しの人生になります。
 
メラメラ全てのカウンセラーがカウンセリング/セミナーなどにより生活できる会社を作る
 
これは私が日本医療心理カウンセラー協会を設立したとき決めた使命です。
 
個々のライフ・ワークスタイルを尊重しながら、頑張る人には様々な支援を惜しまず頑張ってきました。
これを読んでいるカウンセラー/セラピストの皆様も仕事をすることの目的を初心にみいだし、その初心を忘れることなく頑張ってください。