親子の気持ちのずれ | 精神科医:みえしん院長

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前回 、子育ての悩みについて投稿したところ多くの反響をいただきました。皆様いつもありがとうございます。
さて、実際のカウンセリングでは親・子関係だけではなく、職場の人間関係、友人関係、嫁姑などさまざまな人間関係の御相談をお受けしていますが、今回も親子関係について少し書いてみます。
たとえば
子どもにこんな風に言ったことはありませんか?
「どうして~まだできないの?」

「もう中学生でしょ!」

「また失敗したの」
そんな時子どもの心は
「どうせ僕なんて…」

「うるさいな…」

「私は嫌われているんだ」
よくあるシチュエーションですが、ここに親子の気持ちのずれがあるのが分かるでしょうか?
実際のカウンセリングでは、まず傾聴を中心として信頼関係を築いてから御相談に映ることが多いです。それはカウンセリングと言う場で愚痴をこぼすだけでも楽になることも多いからです。
さて続けます。
親の視点は
「こんなにお母さんが頑張って教えているのに・・・」

「今しっかりしておかないとあとで困るから・・・」
大抵こんな感じが多いはずです。子どものことをよく考えているつもりなのです。
カウンセリングで私が信頼関係ができた後に良く伝えるのは、「子どもはなんといっても子供どもですから、このズレを戻すためには、親が先に子どもを理解する態度を身につけてください」ということです。
「親が変われば子どもが変わる」のではなく「先に変われるのは親の方」なのです。

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三重心身クリニックのカウンセリングでは、たとえば、ちょっとしたことで落ち込みやすいとか、対人関係で失敗しやすい、ストレスを常に感じているといった、自分のこころのクセや陥りやすい行動パターンに気づくことができます。まずそれらをカウンセラーとともに見つけ、それらを変化させていければ、いつも同じような不快な気分に悩まされたり、失敗を繰り返したりしなくても済むようになりますよね。そして、三重心身クリニックのカウンセリングでは、カウンセリングを通じて、クライアント自身の強み(よくできていること)にも気づき、自分らしく充実した生活を送れるようなサポートをしています。
カウンセリングでは、クライアント自身の隠された回復力と成長をカウンセラーと協働作業をすることによってクライアント自身の力によって問題解決・成長が手に入れられるようお手伝いいたします。
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三重心身クリニックは疾患の治療以外に予防医療にも取り組んでいます。
予防医学では心理療法、分子整合栄養医学、音楽療法、睡眠医学などに
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