またまた認知療法について | 精神科医:みえしん院長

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認知療法では「認知」を扱います。自分のこころは客観的に評価できているようで実はできていません。認知療法では、まず自分がどのような考え方をしているのかに気づき、その考え方が自分の気分や行動にどのような影響を与えているのかを知り、そしてその結果、どのような現実が生み出されているのかを十分に理解します。
以前「コラム法」を紹介 しましたが、日常生活の中でストレス要因となるような出来事が起きたときの状況に対し思いつきやイメージで判
断するのではなく、根拠をもって判断を下す練習をすることになります。その結果、別の視点から考えたり他者の見方を参考にしたり、より柔軟性のある見方ができるようになります。そして対人関係を含めより幅のある行動がとれるようになることを目指します。
認知療法では、考え方がその人の気分や行動に影響を与えるので、考え方(認知)をより適切なものにしていくことを目指しますが、決し
楽観的に考えられるようになることを促しているのではありません認知療法が最終的な目標にしていることは、最悪の事態も想定した上で、適切にストレス状況に対処できるようになることなのです。
一人でこの作業をするのは簡単ではありません。さまざまな状況で生じる考えや感情を記録しておき、カウンセラーなどの治療者と話し合

いながら、問題となる「スキーマ」を見つけ出していくことが重要な治療要素となります。

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三重心身クリニックのカウンセリングでは、たとえば、ちょっとしたことで落ち込みやすいとか、対人関係で失敗しやすい、ストレスを常に感じているといった、自分のこころのクセや陥りやすい行動パターンに気づくことができます。まずそれらをカウンセラーとともに見つけ、それらを変化させていければ、いつも同じような不快な気分に悩まされたり、失敗を繰り返したりしなくても済むようになりますよね。そして、三重心身クリニックのカウンセリングでは、カウンセリングを通じて、クライアント自身の強み(よくできていること)にも気づき、自分らしく充実した生活を送れるようなサポートをしています。
カウンセリングでは、クライアント自身の隠された回復力と成長をカウンセラーと協働作業をすることによってクライアント自身の力によ
って問題解決・成長が手に入れられるようお手伝いいたします。
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三重心身クリニックは疾患の治療以外に予防医療にも取り組んでいます。
予防医学では心理療法、分子整合栄養医学、音楽療法、睡眠医学などに
力を入れています。
三重県鈴鹿市道伯町字筧田2064-1
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