シヅ先生の説では
「死んだらすべては終り。あの世も輪廻転生もないのよ」
たしかに
どんな偉い人でも
死ぬし
死んだら平等のように見えるが
そうではないと僕は思う
すべての命はDNAに情報として記録されて肉体という船に乗っているのではないだろうか
いい船に次々と乗り換えで未来に向けて航海しようと努力してるのじゃなかろうか
老朽化した愛船を格納庫に大事に保存し、いつの日にか再び乗船しようとした古代エジプト人
蘇った肉体に過去の記憶を戻すことができるなら
永遠に生きられると考えたのだろう
チベット仏教は肉体を大事にして再生させる古代エジプト教の対極にある宗教観だ。
ダライラマやパンチェンラマのような「生き仏」に過去の記憶がソフトウェアのダウンロードのように移転するらしい。
ラマ教の信徒に転生と信じられている。
遠い未来には
肉体の再生と意識の再生が
壊れたパソコンの復元のように可能になるのではないだろうか。
残念ながら
21世紀を生きている六十五才の老朽美容外科医に出来ることは
出来るだけソフトウェアの劣化を防ぎながら、老朽化したハードウェアの外装を修理することだけしかできん。
明日とあさっては
朝から晩まで
一生懸命外装修理のおしももするよ
あなたの説が正しいか
僕の妄想がホントなのか
そのうちわかるよ
どこかで会おうね
シヅ先生