僕が中学一年生の時父高須省吾が心筋梗塞で亡くなった。
昨夜はホスピタルニューオータニで回向の読経をした。
父は隣村の松崎医院の五男で高須家の婿養子である
松崎兄弟は団結心が強く喧嘩も強く、近隣のがき大将達の上に君臨する有名な兄弟だったそうだ
松崎兄弟に喧嘩しかけたら必ずこっぴどい復讐をされるので近在の不良少年に恐れられていたんだって
後日
もと不良少年だった県会議員や町長に
「そのうちでも一番凶暴だったのは、君のお父さんの省吾さんだったよ」と聞かされて
とても誇らしく感じたものだ
父の葬儀のとき、残された四人の松崎兄弟が一堂に会した。凄い迫力だった。
葬儀の前夜、母子家庭となった高須家で、四人の叔父さんから説教された
。
「克弥、おまえが不良になったら、俺達は縁を切るからな。ぐれるなよ。」
もと不良の松崎兄弟から以外なお言葉。慰めの言葉は一言もなし。
今にして考えると、叔父さんたちの厳しい叱咤のおかげで今日の僕があるんだと思う。
大病院を経営してる叔父さん達が僕を甘やかしたら、絶対スポイルされてたにちがいない。
叔父さん達はこうも言ってた。「志し半ばで倒れた父を持った息子は、父のエネルギーを引き継ぐから大成できるぞ。ラッキーだと思え」
僕も息子達にエネルギーを引き継がせるつもりで死に急いでいるんだか、なかなか思うようにいかん。
お父さん
あなたはラッキーですよ
9月11日は
世界中の人が覚えてくれてて黙祷してます
僕も死ぬ日は
みんなが黙祷してくれる日にしたいと思います
でなけりゃ
シヅ先生と同じ3月29日も桜満開だから悪くないな
お父さんと同じ
9月11日だったら超ラッキーだな