高須克弥オフィシャルブログ「YES高須クリニック! 」Powered by Ameba-Image1057.jpg

「今日から毎日、生理食塩水をドレーンから注入して、掻破した上顎洞を洗浄してください」との
歯医者の指導

自分とこは今日は休日なんだぜ

患者が年中無休の医者じゃなかったら、どう指導するんだろか

とにかく赤坂高須クリニック受診

今日の担当ドクターびっくりした顔で
「あw(゜o゜)wドレーンが逆方向に縫い付けてある。これでは洗浄することができません」

左上顎の端っこに、左の頬っぺた方向に向かってドレーンが挿してあるんだ。
物理的に考えたら
頬っぺたに針を突き刺さなけりゃ洗浄は不可能だ

洗浄をあきらめて、歯医者のケータイにアクセス

「そーですか(^O^)それなら、うがいしてくだされば洗浄しないでいいです」
その程度のことで悩んでた僕は馬鹿みたいだな

とにかく苦痛がないことは結構なことだ。

ホスピタルニューオータニに帰還

舌でドレーンをさわってみると、さっきより長くなっている。
縫い付けてある糸も舌に触らない!
糸が解けてドレーンが抜けてきたに違いない!!。

ちくしょうめ


歯医者は外科結びが出来んとは知らんかった。

再び歯医者にケータイ

今度は何度呼んでも応答なし。

しかたがない
再び赤坂高須クリニックへ

「ではドレーンを押し込んで再縫合しましょう」」

ドレーンを押し込んでいるうちに、折れ曲がって突き出していたドレーンが尺取り虫のようにぴょんと上顎洞の中に引っ込んでしまった。

上顎洞に大きな汚染された異物が残ってたら、生死にかかわるぞな

上顎の端っこの小さな穴からは広い上顎洞に入り込んだ透明なドレーンを見つけ出すことは至難の技だ

いや
至難の技ではない

名前は忘れたが、『神の手』と呼ばれてる脳外科医は、小さな穴から脳腫瘍摘出するんだそうだな

ドクターに『神の手』手術を要求

今度は腕っこき麻酔医がいないので
物凄く苦痛

悪戦苦闘一時間
ドレーン回収、正しい方向に挿入し直して
外科結びでがっちり縫合

担当ドクター君
いい勉強になっただろ?
これから君のことを
「神の手美容外科医」と呼んであげる
よかったね

これでひとかわ剥けたね。おめでとう。

またまた腫れてしまった
かっちゃん

医学はこのように進歩して行くものなんだ

わしは医学進歩のひとばしらじゃ
名誉なことじゃ