この絵は
僕たちが知り合った十八才のとき
僕がシヅ先生をモデルにして描いたんだ
プロポーズするとき
プレゼントしたんだ
ラッカーとニスを使って描いたから
なんか安っぽい仕上がりになって
「漫画の看板みたいね(^O^)」って
笑われたもんだ
とっくに
ゴミになってると思っていたが
シヅ先生のクローゼットに大切にしまわれていた
保存状態が良好で
半世紀経過しているが
いま描いたようにみずみずしい
「あまり似てないわよ(^0^)/」って言ってたけど
よく似てるじゃないかね?
もしかしたら
「上手ね!ステキね!才能あるわね!」なんておだてたら
舞い上がりやすい僕は
今頃
売れない漫画家になってたかもしれない
絵を大切にしてくれて
ありがとう
ホントは
僕の才能
認めてくれてたんだね
大切にしてくれて
ありがとう