高須克弥オフィシャルブログ「YES高須クリニック! 」Powered by Ameba-SBSH0780.JPG
国がかわれば
ルールも違う

僕が昭和医学部の大学院生だったころ

ローマを訪れたころの衝撃を話そう

イタリアに不案内な僕のガイドをしてくれたのはローマ大学医学部在学中の日本青年

当時のローマ大学医学部のステータスは
世界一流

ハーバード大学医学部と比べても遜色ない一流ブランド

東京大学の医学部(理Ⅲ)は日本でのブランド価値は高いが

欧米では
当時
極東のローカルブランドにすぎなかった

「いや驚いた!きみは優秀なんだね」と僕

「いや~(^O^) ローマ大学は高校卒業証明書があれば誰でも入学できるんです。ガイド仲間は何人も入学してますよ。卒業できたやつは一人もいないけど」

日本では
入学することが重要で

イタリアでは
卒業することが重要なんだ

郷ひろみ君なんか
日本大学法学部中退だぜ
立派なもんだ

苦労して
医者になったって

イタリアでは
医者の社会的地位や所得は
日本と比べ
哀れなくらい低い

現に
医師免許持ってるタクシードライバーだって
いた

今でも
いるんじゃないか?

当時の日本の医者は
ドイツの医者に近いかった
いや
ドイツのほうが
格段に
尊敬されており
所得も高かった

僕が交換留学してたキール大学医学部の教授秘書の部屋は
昭和大学医学部の主任教授の部屋の三倍の広さがあった

医者が尊敬されると
患者は医者の言うことをよく聞く
ドイツでは医者の指示は絶対だったが

イタリアでは
患者は
適当に医者の指示を都合よくアレンジしていた

多分
いまでも
同じだろう

同じヨーロッパでも、これほど違うのだから

アジアの医療状況はさらに異なる

この写真は
僕の
中国における愛弟子、薹帆(トンハン)が給料貰っているムシャクの美容外科医院の院長とそのスタッフ

何が珍しいかというと
この医者みたいな院長も
看護婦みたいなスタッフも
誰ひとりとして
医師免許や看護士免許を持っていないのだ

簡単に言えば
創業当時の
たかの友利さんみたいな人たちなんだ

たかの友利さんとの
大きな違いは
彼らが注射はおろか、手術もバンバンやることだ

びっくりして
院長に質問
「医者でもないのに、治療してるけど・・・問題にならないの?」

院長の答えは
こうだ
「わたしは院長。国から営業許可を取ってる。わたしが一番偉い。わたしの部下の医者が出来ることを上司のわたしがするのは何の問題にもならない」

患者もライセンスにこだわらないみたい

ここで数年修業すれば
立派な偽医者やれるはず

蛇頭の世話で
日本に入国すれば
偽ヒアルロン酸うち放題だ

日本にこんな
偽美容クリニックが
不法滞在外国人闇社会に増殖してる

取り締まれよ