旧ソ連時代
貧乏な国だった
アメリカとの
経済戦争に敗北し
ソ連は崩壊した
今や
プーチンの指導のもと
資本主義経済で武装したロシア帝国
は
驚異的なスピードで
富裕層を
形成している
切らないフェイスリフトの「ロシアンリフト」を発明し、金持ち患者様御用達で、モスクワでひと財産築いた
スラマニーチェ先生は
典型的成り金美容外科ドクター
過当競争で、安売り競争の共食い状態の
日本と韓国の美容外科クリニックと違い
ロシアでは
美容外科クリニックの数が少ない
さらに
ロシアの患者様は
資本帝国の貴族たちだから
裕福で鷹揚
高級な物ほど
人気がある
腕のよい美容外科手術には金を惜しまない
まさにタニマチ患者様
スラマニーチェ先生は
僕に
惜しみなくロシアンリフトの技術を教えてくれた
さらに
ロシアンリフトで使うアイテムの
極東地区代理人に任命してくれた
僕を通じて
世界にロシアンリフトを広める魂胆だったのだろう
スラマニーチェ先生は生粋のグルジア人
このたび
ロシアとグルジアは
敵国同士となり
愛国者である
スラマニーチェ一家は
グルジアに帰国した
スラマニーチェ先生は
ロシアに商売がたきが出来るのを恐れ
パテントで護られたロシアンリフトのアイテムや技術を
ロシアのライバルたちに使用させなかった
最高のロシアンリフトの技術は
驚くほど進歩している
ほとんど芸術の域に達している
この
芸術的な美容外科技術を
スラマニーチェ先生の朋友である僕は
完全に
マスターしているので
このところ
僕の
ロシアンリフトを受けに
ロシアの富豪が
やってくる
グレイシー柔術やカリフォルニアの寿司みたいに
弟子が
本家になることもあるさ
ロシアンリフトの名称は今や僕のもの
本家のスラマニーチェ先生は「ロシア」と聞いただけで蕁麻疹がでるほど
「ロシア」が嫌いなんだからね
そこで
考えたのだが
いま
日本は
未曾有の不景気、円高
日本で仕事するのは
経済効率が非常に悪い
トヨタ、ソニーだって
日本国内での生産ラインを縮小しついる
海外で売るものは
海外で造らせるにかぎる
そこで
思い出したのが
ソ連時代からの美容外科の権威
アーノルド・アダミアン教授
日野原名誉院長と養老名誉教授を足して2で割ったくらい
ロシアで信用されてる
名物教授
彼は
ロシア名物・金の糸リフトの権威で
現役のロシア科学アカデミーの会員
前回
「ロシアに高須クリニックを設立するなら
一肌脱ごう」と
提案されたの
思い出したんだ
金の糸を使ったロシアンリフト
きっと
ロシアのセレブのハートを掴むに違いない
構想はできた
あとは
実行のみ
日本からの企業進出は
珍しいことではないかも
しれないが
美容外科クリニックの進出は
ロシアの歴史にないはず
いろんな
困難が
あるはず
これから
調査に入る
報告を
待て・・・・・・・・・・・・・・・眠い
ばた
ぐ～ぐ～〓〓グー