高須克弥オフィシャルブログ「YES高須クリニック! 」Powered by Ameba-SBSH0161.JPG
短期間の身売りでは
とても間に合わないほど
大敗した
貧しい医者には
さらに
過酷な
状況が待っていた

短期間の奉公ではなく
年期奉公レベルの
奴隷売買だ

真面目なタイブなら

無医村とか離島の診療所に売り飛ばすのだ

支度金と給料を押さえりゃ
一気に回収

怠け者タイブなら
船医として
タンカーに
乗せる

船会社からの契約金で
負債返済させる

タンカーに乗せりゃ
食事と寝床が保証されてるんだから
いいんだ

昔は
大きな船舶は
多くの乗組員がいなければ航海できなかった
だから
船医の乗船が義務付けられていた
機械化が進み
巨大タンカーは
少しの乗組員でコントロールできるようになったが
船医の乗船は
必要だった

健康な少数の乗組員だけ
面倒みればいいんだから
美味しいバイトのように
思えるだろうが

ところがどっこい
「船医あがりは廃人」は僕らの常識

退屈な航海
患者はいない
毎日、水平線みてるだけ
医者として成長する可能性はゼロ

万が一 手に負えない患者が出たら
次の寄港地で降ろすだけ

ヘリコプターの到達距離だったら、タンカーの甲板はでかいヘリポートなんだからドクターヘリや救急ヘリを要請することだってできる

最近捕まった
検診車の運転手あがりの偽医者程度で十分勤まる

偽医者くん
「整形外科医」を自称してるのに
骨折の治療とか
手術は決してしなかったんだそうだ

外科医として
使い物になるやつなら
北洋漁場の蟹工船
とか
捕鯨母船
とか
腕を振るえるバイトもあったが

これは
例外で

タンカーから帰ったやつは
ほとんど
憂き世離れした
陸上では使い物にならない状態に
壊れて
帰ってくるので
実態を目の当たりにした
若い医者は

「タンカーに乗せる!」と脅すと

びびったもんだ

本題に入る

何故
僕が
シヅ先生に
頭が上がらないか

かってに
ハーレーや
ヘリコプターを
売り飛ばされても

なんにも
言えないか

話そう

いろいろあるが
最大のものは

前述した
麻雀絡みの人身売買の
トラブルなんだ

実は

医局のカスリを横取りしようと

かっちゃん主催の
「私設医局」も
医者の人身売買をやってたんだ

売り物の
最大の供給源は
僕の麻雀

麻雀が
碁や将棋と
決定的に違うのは

麻雀が博打だということだ
どんなに強い打ち手でも麻雀で大敗することがある

ほら
専門家のぽんちゃんだって
FXで大敗するだろ?

何が起こるかわからないものに張るのが博打なんだ

専門家の僕が
空前の大敗をした

自分自身を身売りするしかないやね

必死で
働いたよ

過酷な労働で
頭がぼーっとしていたのだろう


救急車を絶対断らない救急病院と
お産で一睡もできない、流行っている産科病院の
当直バイトを
ダブルブッキングしてしまった!


気がついたのは当日の午後

医局に内緒のバイトだから
医局には頼めない

悩む僕

シヅ先生に相談

実は
シヅ先生
長男の力弥を妊娠中で
大学病院の当直を免除されてたんだ

「いいわよ!わたしが行く」

女房を売って
闇組織を守る、人間のくずだな
僕は


あれ以来
頭の上がらない僕

(T_T)