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僕の故郷の三河では

お墓の改修について
とても
神経質だ

いわく
「立派なお墓を作った人は、すぐ、そのお墓に入る」とか

「囲いのある墓は、家が絶える」とか

いろいろ言い伝えがある

「さわらぬらぬ神に祟りなし」と お墓にさわらないものだから

三河のお墓は質素である

三河人のお墓をみた
よそ者は
三河人を吝嗇と誤解する

時代劇にでてくる「三河屋」は
つねに
小心者で吝嗇である

しかし
三河人は吝嗇ではない

筋金入りのケチなのだ

ケチと吝嗇は全く違う

吝嗇は、どんなときでも、決して散財しない

一方
ケチは
普段、ムダな出費をしないが、必要性があれば、惜しまず大散財を行うのだ

嫁入りの際
三河人は
「尾張に負けるな!」と豪華な嫁入り道具を用意じ、大散財をする

かわいい娘の嫁入りなんだもん
気合い入れちゃうもんね

君たちは知らないだろうが
愛知県は
「ブリテン連合王国」とよく似てるんだ

尾張(名古屋)と三河との関係は
イングランドとアイルランドと同じである

織田信長の時代から三河は尾張の植民地だった
徳川家康は尾張の人質だったが
駿河の今川にさらわれて
三河は駿河の属国にされた
桶狭間の戦いのどさくさで三河は駿河から独立するが
新たな覇者、尾張の植民地にされ
三河武士は
織田軍団の露払いとしてこき使われた

織田信長が本能寺で死んだあと
今度は
名古屋の中村生まれの、典型的な尾張人である豊臣秀吉の家来にされ
徳川家康と家臣団は
三河の領民と引き離され
関東に転封される

三河は
かように
尾張から虐げられてきた

今でも
三河人は
尾張人に
複雑なコンプレックスを抱いていると
僕は感じている

これは喜ぶべきことだ

コンプレックスは武器なんだ

コンプレックスがあるひとは強くなれる
ラッキーだと
思うべきだと思う

名古屋財界から
あのトヨタが
最近まで
田舎者扱いされて仲間外れにされていたのは有名だ


アイルランドから、食い詰めてアメリカに渡り、プロテスタントのイングランド移民に馬鹿にされてた、カソリック信者の子孫が
ケネディ大統領だぜ


オバマ候補の御祖母様が暮らしているケニアの地域は
当時のアイルランドより貧しい地区だって
実弟はケニアの貧民窟で暮らしてるんだって

オバマは強いはずだ
ラッキーな人だ