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シュバイツァーがアフリカで診療を開始したのは
医学部を卒業して
すぐだった

これは
僕が
卒業する直前

のび太くんみたいなのが


臨床医になって開業するため
医局に入るか

研究者を目指して
大学院に入学するか

悩ましい
惑いの時期

研究者は大学教授になるコース
大学院はタテマエでは
出身大学の研究を充実させるための人材教育するところ

大部分が同じ大学卒業者

ところが
当時
昭和大学は東京大学の植民地だった

ほとんどの教授は
東大出身で
「東大に非ずんば教授になれず」状態だった

昭和大学卒業の東大出身の教授もいた

昭和大学卒業してから東大の大学院に入学した先生たちだ

教授のマネーロンダリングだよ

東大医学部(理Ⅲ)は偏差値が高いが
大学院はそれほど競争率は高くない

僕の卒業時期は
学生運動が花盛り
東大紛争の真っ最中

この年
東大医学部の学生は
一人も卒業できなかった


いうことは

東大の大学院の入学試験
めっちゃ
楽チンじゃんか

ラッキー!

僕たちは
東大の大学院の入学願書用意したよ

もしかしたら

植民地が平和に
独立できるかも
しれんじゃないか


顛末はいかに?

続く