ネット診察室へようこそ。
Dr.TAKAKOです。
乾燥が気になる季節は皮膚のかゆみに悩まされる方も多いのでは。
乾燥によって皮膚のバリア機能が乱れるとかゆみが生じます。
掻いてしまうことでさらにバリア機能が破壊され、かゆみも増幅するという負のループに。
今回はかゆみと上手く付き合っていくコツなんかをお話したいと思います。
かゆみ関してまずお伝えしたいこと。
それは「かゆくなる前に保湿すること！」です。
とにもかくにも先ず保湿。これはかゆみ対策の基本です。
かゆみを感じる時間帯は夕方以降、入浴時や夜間に生じやすいという調査結果が出ています。
入浴後は乾燥しやすいこと、夜間に交感神経の活動が弱まりかゆみを抑える作用も弱くなることから夜間の入浴時は特にかゆみの出やすい時間帯となります。
入浴後は素早く保湿剤を塗るようにしましょう。
まだ皮膚が濡れている、位のタイミングで大丈夫です。とにかく素早く塗りましょう。
また入浴にもポイントがあります。
かゆみが出やすい、乾燥しやすい方はお湯の温度の目安を３８度〜４０度に。
入浴時間も10分程度がお薦めです。
この時期は寒暖差でかゆみが生じることもあります。
脱衣所も暖かくしておくことで入浴後の寒暖差も少なくなり、かゆみが出にくくなります。
かゆみが出た場合は掻く代わりに保湿剤を塗る習慣をつけましょう。
また、患部を冷やすしたり室温を下げるなども効果的です。
アトピー性皮膚炎の方は状態によっては保湿剤だけではなく、弱目のステロイド剤や非ステロイド外用剤を組み合わせることもあります。
保湿をしていてもかゆみが収まらない、すでに湿疹のようになっている、という方は皮膚科を受診しましょう。
頭皮のかゆみについてもよくご相談いただくのですが、頭皮はアトピー性皮膚炎、乾癬（かんせん）、脂漏性皮膚炎などの皮膚トラブルが考えられます。
状態により使用するお薬が異なりますので気軽にご相談にいらしてください。
今日も明日も明後日も、
花嫁美肌で毎日を過ごせますように。
Dr.TAKAKO
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