ネット診察室へようこそ。
Dr.TAKAKOです。
マスク生活が続いて悩まされることが多くなった肌トラブルの１つが口周りのニキビや肌荒れです。
特に顎下がざらついている、プツプツしているというご相談がとっても増えました。
このような状態です
普通にしていると目立たなくても口びるの下（顎の部分）を伸ばすとこのような状態になる、という方も多いのではないでしょうか。
赤いニキビがある訳ではないのでパッと見は分かりにくいですが、細かい白いプツプツしたものが沢山あり触るとザラザラしています。
このブログではもうお馴染みですが、これはニキビの初期段階の状態。
毛穴に皮脂が詰まり白ニキビやコメド、マイクロコメドなどと呼ばれる状態なんです。
放置しておくと毛穴詰まりが進み炎症し、赤いニキビや膿をもった大きなニキビへと悪化する可能性があります。
すでに口周りに赤いニキビができているという方は、恐らく白ニキビも出来ているのではないかと思います。
マスクを着用する時間が増えたことで、マスクの摩擦や刺激だったりマスク内が蒸れ雑菌が繁殖しやすい状態になるため、口周りの肌荒れに悩まされる方が増えご相談件数も格段に増えました。
普段ニキビができにくい方も、口周りだけざらつくという方も。
治療法としては、「ディフェリンゲル」「ベピオゲル」などの外用剤を処方することが多いです。
いずれのお薬も毛穴の詰まりを改善・予防する効果があります。
そして上記は全て保険適応のお薬です。
ひと昔前のニキビ治療は抗菌薬などでニキビの菌を抑えるのが主流で、赤いニキビなど炎症しているニキビをターゲットにするものが多かったのですが、ここ数年で初期のニキビである白ニキビ、コメドなどに効果のあるお薬が保険適応になりニキビ治療の可能性がぐんと広がりました。
１度赤いニキビになってしまうと、ニキビ自体は治っても痕や色素沈着が残るケースが多く、それらを改善するのはとても時間がかかってしまうのでぜひ初期の段階での治療をお薦めしています。
薬を塗って詰まりが出やすい状態になったら、今度は専用の器具を用いて詰まり自体を押し出す”圧出”という処置をお受け頂きます。
これは保険適応外ですが顔全体で880円と手軽に受けることができます。
このように詰まった皮脂を出すことで見た目のプツプツも触ったときのザラザラも無くなります。
ご自宅ではお薬を塗って改善・予防、２週に1回くらいのペースで（個人差があります）繰り返し圧出を受けるのがお薦めです。
悪化してしまう前にぜひご相談にいらしてくださいね。
今日も明日も明後日も、
花嫁美肌で毎日を過ごせますように。
Dr.TAKAKO
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