ネット診察室へようこそ。
Dr.TAKAKOです。
今日はいかがされましたか。
「顔全体にニキビが多く皮膚科に通っていて、お薬を塗っています。
だいぶ良くなってきたかなと思うのですが、額からこめかみにかけてと顎のあたりがどうにも治りません・・・。
痛みも痒みもないのですが、数が増えているみたいなのです。
もしかしてこれはニキビじゃないのでしょうか。」
(20代 女性)
お答えいたします。
ニキビ、とくに白ニキビと見間違える症状にイボが挙げられます。
その1つが“脂漏性角化症”別名老人性イボと呼ばれるものです。
名前の通り原因の1つに加齢が挙げられますが、紫外線の影響も大いに関係します。
紫外線の影響を受けやすい顔に出来る事が多く、紫外線対策がおろそかになりやすい男性の方ができやすいようです。
写真は黒くなってしまっていますが、普通の皮膚の色〜淡褐色〜黒色まで人それぞれで、形も平らなものから盛り上がりのあるものまであり放置しておくと少しずつ大きくなります。
黒ければニキビと間違うことはありませんが、皮膚の様な色で小さいものはニキビと良く似た見た目で見間違う事も多いんです。
脂漏性角化症ならばニキビのお薬を塗っていても治る事はありません。
皮膚の良性腫瘍なので放置しておいても健康的には問題ありませんが、少しずつ大きくなることや、手触りの悪さ、美容の観点から早めに治療するのがお薦めです。
治療法は、液体窒素を患部に当て凍結させかさぶたを作る方法と炭酸ガスレーザーで削り取るように患部を切除する方法とがあります。
いずれの方法も手軽に綺麗に取る事ができます。
ぜひお気軽にご相談ください。
ニキビと見間違える事もある『脂漏性角化症』。
紫外線対策を徹底させる事が最善最短の予防法です。
次回はもう1つニキビと見間違えることの多い出来物をご紹介します。
今日も明日も明後日も、
花嫁美肌で毎日を過ごせますように。
Dr.TAKAKO
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