Dr.TAKAKOです。
昨日に引き続きアトピー性皮膚炎についてのお話です。
突然ですが、
強い痒みと皮膚の乾燥が辛いアトピー性皮膚炎には、鍼灸治療の一種である”刺絡（しらく）治療”がとても効果的なんです。
「鍼灸治療は何となくイメージできるけど刺絡って何？」と思われる方も多いと思いますのでまず刺絡について簡単にお話しいたしましょう。
冷えやむくみなど様々な原因で血流が悪くなりスムーズに流れなくなった状態が続くと、末梢に血液が溜まって澱んでしまいます。
この状態を瘀血（おけつ）と呼びます。瘀血の状態になった血液には本来は老廃物として排泄されるはずのものが混ざっていると考えられています。
刺絡は、皮膚の表面に数カ所鍼を打ち、そこに下の画像のような吸玉（すいだま、カッピングとも言う）を行うことで末梢や末端に滞っている瘀血を少量出すという治療です。
全身の血流が改善されるとお肌の水分量が増し、乾燥が和らぎます。
痒みや痛み、炎症も驚くほど改善するんです。
お薬を使っていてもなかなか症状の改善が見られない方、体質を根本から改善したいと考えている方にはとても有効な治療法だと考えます。
もちろん、アトピー性皮膚炎の方だけでなくむくみや冷えなどの身体の不調にも非常に効果的です。
刺絡治療や鍼灸治療に関しては渋谷スキンクリニックのHari-Kyu-BLOOMのブログもご覧になってみてくださいね。
内服薬や塗り薬でコントロールしにくいアトピー性皮膚炎には”刺絡治療”が効果あり。
お薬と鍼灸をうまく併用しながら花嫁美肌を目指しましょう。
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