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「以前、久高島の姉がきみさんの前世について話した という事です、きみさんはあの邪馬台国の女王卑弥呼 の転生した存在だと。
この人は、かつて日本を背負った大能力者の霊力を 受け継いでいます。今、敵に対抗出来るのは彼女しか いないでしょう。自分はきみさんの盾となって敵の中枢 に突入します」
「美弥子さん、私はそんな…」 伯父さんが何故ママと出会ってクラブMを作ったのか、 伯父さんはいつかこんな日が来る事を予感してたのよ。
そして私達は今ここに集まった、私達がやるべき事は もう決まってるわ。ナッキーもなっちも、それには気が ついている」
「ひなちゃん、」 私達で守るわ」
「ナッキー…」 きみは顔を覆った。
「おいおい、そう言い切られたらここにいる我々の立場が 無くなるよ」 梅田が困った顔でナッキーを見た。
「あっ、いえ決してそういう意味じゃ…あの、申し訳ありません!」 ナッキーが慌てて頭を下げた。 の通り、この任務は非常な危険を伴う。しかし、君達は死ぬ 為に行くのではない。 いや決して死んではならんのだ、君も、きみさんも。 必ず無事に帰ってきてくれ、これは命令だぞ」
「はっ!微力を尽くします」 美弥子ときみは同時に敬礼した。 小林が納得したようにうなずき、プランを立て出した。
「二人はオスプレイでハワイ沖に向かう、今アクセスポイント に米軍の空母が向かっているという事だ。そこで給油の後、 アラスカのエルメンドルフ空軍基地に直行する」 ですね。出てくる空母というのは?」
「恐らくキティイーグルだろう。今、第七艦隊に余剰戦力が あるとは思えない、動かせるとすれば真珠湾に入っている 退役艦くらいだ」
「あの艦とは縁がありますね、」 キティイーグルは2年前の沖縄事件でゆきかぜと共に那覇沖
「ああ、あまり良い縁ではないがな。あの老艦にも最後には 役に立って欲しいものだ」
「はっ?米軍と回線を共有するのですか?」 反乱部隊という事になる」 達の動きをトレース出来る」
「艦長、出発は?」
梅田は二人を見やった。 美弥子がきみと顔を見合わせた。
「ママ、もう行っちゃうの?」 見送ってちょうだい」 死んだら許さないからね!」 ナッキーも目頭を押さえていた。
小林の号令でCICの全員が立ち上がった。
「二人共、頑張ってきてくれ。敵はシャトルを破壊した事で油断 していると思われる、君達なら一撃で敵の間隙を突けるだろう。 期待しているよ」
「敬礼!」 CICの全員が敬礼した。
美弥子と4人姉妹が抱き合った。 ひなは無言でうなずいた。
(「大丈夫、あの二人ならきっと!」)ひなは一つの 確信を持って見送っていた。
つづく |