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「よし、では他のメンバーを紹介する」
シャープ大尉に続いてきみ達は基地内の訓練区域にやってきた。 区域の出入り口には自動小銃を構えた歩哨が3人立っていた。
シャープ大尉達の姿を見ると、歩哨達は一斉に敬礼し内部に 電話を入れた。
「新入りの2名だ、すぐ訓練に入る」 三人はそのまま訓練区域に入った。中はゆきかぜのCICを 10倍したような広いエリアで、5名のメンバーが誘導訓練を 受けていた。 大尉が声をかけるとメンバーが一斉に顔を上げた。 ステーションに発つ。ジョーンズ」
「訓練担当のファイン少尉だ。具体的な作戦は明日説明する それまでに顔合わせをやっておいてくれ」 三人が敬礼する中、シャ-プは部屋を出て行った。
ジョーンズは二人に敬礼した。 メンバーを紹介したら簡単な同調訓練だけ受けて頂きます、 後はタンクベッドで睡眠をとって頂きますのでお疲れでしょうが
「ありがとう、少尉」 美弥子が笑顔で返した。 少尉の声でメンバーが集まってきた。
「ジョディ?えー、ここにいたの?」 二人は抱き合った。 思ってもいなかった!」 それに、この間シャトルで…」 嬉しいわ。ジョディ、こちらが仲間のきみさん」
「き・み・さ・ん?」 きみはジョディと握手した。 ピーター、マリンとカリン。この娘達は双子の姉妹よ」 紹介された四人はまだ10代に見える下士官だった。
「みんな士官じゃないのね」 いかないのよ」 四人は一斉に敬礼した。 食事は宇宙空間を想定したチューブ食だった。早速、 双子の姉妹が口にチューブをくわえたまま興味津々で 美弥子に絡んできた。 二人は声を揃えて同じ質問をした。 同じ事を言うのね。私も双子なのよ」 軽々しく信じちゃダメよ。私は撃墜王なんかじゃないの」
「えー?ミヤコはF-15を20機落としたってみんな言ってるわよ」 良い?私が落としたのは3機だけ、実戦に出たのも1回きりよ」
「ウッソー!でも1回で3機落としたの?スッゴーイ!」 きみが笑顔で姉妹を見た。 美弥子の言葉に二人はまた反応した。
「エー!スッゴーイ!」 姉妹は何にでも感動するタイプのようだった。
「ねえジョディ、3ヶ月で何処まで養成出来たの?」 美弥子は真顔でジョディを見た。 シンクロ率がね。合衆国もいよいよ能力者が不足してきた感じ」 の実習中ってとこね。でも、明日には上に上がらなければならない」
「補充兵はいないの?」 きみが表情を曇らせた。
「分かった、シャトルは何処から出るの?」
「明日になれば分かるわ(笑)さあ、しばらく地上ともお別れよ。 みんな、今日はゆっくり眠って体調を整えてね」 双子が手を振りながら部屋を出て行った。他のメンバーも各々 居住区に引き上げて行った。
「さあ、きみさん、私達も行きましょうか」
互いにうなずいた二人だったが、先行きへの不安は隠せない ままだった。
つづく |