女性の健やかな毎日を応援する産婦人科医(@名古屋)の
原紗希です
(さとう式リンパケア セルフケアマスター取得しました!
ただいまインストラクターコース受講中です★)
婦人科がんで有名なのは、
・子宮頸がん
・子宮体がん
あとは卵巣がんがありますね。
卵管がんとか膣がんもありますがレアなので、
今日は卵巣がんについてお話をしますね☆
卵巣がんは卵巣にできるがんのことですが、
大体の場合、卵巣がんになる前に
何かしらの卵巣腫瘍があることがほとんどです。
正常大卵巣がんというのもあるようですが、
私はまだ診たことはありません
ということです。
検診のオプションとかで腫瘍マーカーを調べたりしますね。
確かにそれも一つだと思います。
でも腫瘍マーカーというのは、
卵巣がんだからこのマーカーがあがる、ってものではないんです。
たとえば、CEAというマーカー。
これは、ある種類の卵巣がんでも確かにあがります。
が、大腸がんとか胃がんとかでもあがります。
私はエコーが一番必要なのではないかなと思っています。
だいたいは卵巣腫瘍ががんの発生する前に存在していることが多いので、
卵巣が腫れているか腫れていないかをチェックするのが
まずは大事かなと思います。
(稀に正常大卵巣がんもあるみたいなので、100%ではないですが。。。)
あと!
子宮を摘出したりするときも、
卵巣は左右ともに残したのか、どちらかだけなのか、両方共とったのか、
必ず術後に説明があるので、確認をしてください。
卵巣が片方でも残っている場合は、
卵巣がんになるリスクは他の人と同じようにありますから、
婦人科に一生かからなくてもいいわけではありません。
市町村が補助している子宮頸がん検診では
基本的にはエコーはついていないところがほとんどだと思います。
なので、自分で病院でチェックをしてもらうことにはなりますが、
エコーで得られる情報は結構たくさんあります。
卵巣がんは進行するまで気付かれないこともおおく、
わかった時には腹膜まで転移して腹水が。。。という患者さんも
たくさんみえました。
子宮だけではなく、卵巣のケアもお忘れなく…
最後まで読んでくださりありがとうございます