黒鍵を探して小指が宙を掻く。


改めてまじまじと自分の指を眺めてみると、想像していたよりずっと短いような気がします。
あと小指が真っ直ぐじゃないことに気が付きました。
きっと黒鍵が上手く弾けないのはそのせいじゃ…

ないですね。

違和感なくなるまで弾きつづければ良いだけのことです。
うんうん、きっとそう。


『初めてのブルース』で怪しさと黒鍵を十分に堪能しましたので、次の項に移りたいと思います。

次の練習は今までのド(ハ)から始まるハ長調ではなく、ソ(ト)から始まるト長調のようです。
ト長調にすると「軽く、流れるような響き」になるそうです。
ちなみにハ長調は「素朴で、安定感がある」だそうです。
例えばどんな曲がト長調かと言うと、クリスタルキングの『大都会』などらしいですね。



あぁ、アァッーー!


… 


あ゛?


どの辺りが軽快で流れるような曲なのか良く分かりません。
いや、わざとそう言う選曲をしたので当然と言えば当然ですけどね。
だってあれですよ。
調がどうのって言われても理解できる程、音感に優れてませんから。


さて、感覚の違いは分かりづらいですが、譜面上では一目で分かる違いが有ります。
五泉譜の一番左、ト音記号とヘ音記号の横に♯が一つ付いています。
ト音記号では五線の一番上の線上(第五線と言うらしい)に、ヘ音記号では五線の上から2番目の線上(こっちは第四線)です。

どちらもファ(ヘ)に当たる場所ですね。
どうしてファ(ヘ)の場所に♯が付くのかなどと言う事は書いてなく、基準がソ(ト)ですよとだけしかわかりません。
書いてないって事は今は重要ではないのかもしれません。
これも追々勉強するとして、まずは練習用の楽譜を弾いてみます。


ぽぽぽぽーん♪


なんて軽快に弾けるはずもなく、一音ずつ確かめるように弾いて行きます。
片手ずつでソから順番に上がって行き、ドで折り返して下がって、最後に少し飾るように折り返すだけの楽譜です。
たったそれだけなのに思うように弾けません。
読譜力の無さ全開です。
それになんだかとても、


狭苦しい!


これでどうして軽快で流れるような演奏が出来ましょうか。
仕方がないのでクイッっと腰の位置をずらします。
体の中心をドからソの前に動かしました。
なんともしっくり来るこの感覚。

コレなら弾けそうです。

ていうか弾けました。

しかし、曲の途中で変調するものもあると聞きます。
この方法だと曲の途中でクイッっと腰をくねらせなければなりません。
だからきっと間違いだと思います。
おかしな事になる前に直さないと駄目ですね。

変調の度に腰をくねくね…ちょっとセクシーかもしれませんよっと。