Gilgamesh is required for rutabaga-independent olfactory learning in Drosophila.
Tan Y, Yu D, Pletting J, Davis RL.
Neuron. 2010 Sep 9;67(5):810-20.
約2週間後にJournal Club (JC) というものの担当が回ってきます。
要は面白そうな論文の内容をまとめて発表するだけなのですが、うちのラボは発表時間が約2時間と長く、インパクトの大きい論文を求められるので、紹介する論文を選ぶのも一苦労です。
そんな流れで読んでみたのがこの論文。
ショウジョウバエを用いた遺伝学的なスクリーニングから、記憶力が低下する新しい変異体を見つけたというもの。
具体的には、ハエに電気刺激と同時に特定の匂いをかがせる“トレーニング”を行い、その後その匂いをかがせた時にハエがどれくらい匂いを嫌がるかを調べることで、“記憶力”を測ります。
筆者たちはこういった記憶に異常があるハエを探索し、gilgamesh(gish)という遺伝子に異常があると、記憶力(正確には短期記憶)が低下すること、この遺伝子は、これまで分かっていたcAMPシグナル経路とは独立の経路で働いていることを示しました。
まあ面白い論文なんですが、結局gishという分子が実際に何をやっているかは全く分からず、レスキューも部分的にしかかからず、なんでneuronの、それもarticleになったのか少々疑問です。
最後にやっているCa imagingが新しいのでしょうか?
スクリーニングもヘテロで行うという工夫をしているのですが、結局取れたのはhomo viableなのでそうでなくても取れたわけですし。。。。
もしこの分野の方が読んでおられたら、この論文の一番インパクトのある点を教えてくださいませんか?
まあneuronというハイレベルの雑誌なので、私の期待するレベルが高くなっているのかもしれませんね。
ともあれ、2時間話すにはちょっと内容が足りないので、他の論文を探すとします。
- 評価: ★★★★★★★★★★
- ちはやふる(10) (Be・Loveコミックス)/末次 由紀
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内容は、雑駁に言えば、かるたクイーンとなることを夢見る高校生綾瀬千早を主軸にした青春ものです。
詳しい説明はwikipedia にでも。
ていうかこれは原作買って下さい。
少女マンガが苦手という人もいるかもしれませんが、これはどっちかっていうと少年マンガなんで大丈夫でしょう。
ちはやふるは、以前から大好きなマンガで、本当は真っ先に紹介しようと思っていたのですが、9巻が若干劣化した気がしていたので、様子を見ていました。
で、先月待望の10巻が発売になったわけですが、、、、これはアツい!面白い!感動する!と、思わず評価を満点にしてしまう内容でした。
登場人物全員が、ますますかっこよく、魅力的になっていて、一生懸命頑張ることってすばらしいことなんだって思わせてくれる、元気の出る巻でした。
9巻はこれからのための準備期間だったと分かり、今後がますます楽しみになりました。
ここまで書いて、ちはやふるの魅力をぜんぜん書けていないことに気がつきましたが、まあ私の興奮具合から類推してください。
ちはやふるに関しては新刊が出るたびに感想を上げていくつもりです。
- 評価:★★★★★★★★★☆
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不覚にもメディアファクトリーが雑誌を持っていることを知りませんでした。
まぁコミックフラッパーとか聞いたことないんですけど.....
いかにもB級感を感じながら勢いで買ってみたのですが、これは、、、面白かったです。
「母親を失くした歳の離れた従妹を引き取る」というマンガにはありがちな設定ですが、主人公が30歳オーバードクターで、しかも専門が地理学というマニアックさ(笑)。
随所に散りばめられた地理学ネタと研究者ネタ、そしてタイトルにもあるお弁当の豆知識が役に立ち、かつクスッとさせられます。
そして何より、ヒロインの久留里が異様にかわいいです。
スーパーの安売りチラシを眺めている光悦の笑み(擬音語は”もは~ん”ですw)がたまりません。
まだ2巻ですが、新刊が出るのが楽しみで仕方ないです。
ここ最近で一番のおすすめなので、ぜひご一読を。