数日後の生ゴミの日、ゴミを集めて持って行くと…

スミーをはじめ三人の人影あり…

一人は、白髪のおじいさん。ガタイが良くまだまだ元気そうな風貌…だが、顔が苦みばしり過ぎたメンズ。
もう一人は、おばぁさんと呼ぶべきか…おばさんと呼べきか…おばばぁさん?
ただ、口うるさそうなのが顔にお出になってる。

とにかく、三人でいやぁ~な雰囲気を漂わせておった。

うわぁ~すごく いやな感じだな…行きたくねぇ~
と思ったが…

出くわしちゃったものは、仕方ない…

ニコニコしてれば、いいかっと思い ゴミを片手に

「おはようございます煜」

とさわやかに言った…
のに…

「ぁ…おはようござ…」

と、消え入る様に…めちゃくちゃいやぁな声で後半は、聞こえず…。

私の小三の時の担任なら、

「尻切れトンボになってるぞ!もう一回言いなさい」 って怒られてるよ。と思いながら

ニコニコとその場をさった。

そしたら…そしたら…
後ろから 耳を疑うような信じられない声が…

「こんなにゴミをあさって…バラバラに散らばって…本当にもぉむかっ

ん?ゴミをあさる?あぁ、漁られてたんだ…と思っていたら…

「あの白いネコの仕業ですよ」

「あの赤い首輪つけてるネコでしょ?」

「そうそう…」と…
学芸会で台本読んでる様な棒読み状態。ぷぷっ…

ん?赤い首輪?白ネコ?

家のココちゃんじゃねぇ~かむかっ

その瞬間、ぬれぎぬをきせられた挙句の嫌味だと気付いた。

くそぉ~むかっ
家のココちゃんは、生ゴミは食わねぇんだよむかっ
ネコまんまも食べないんだからむかっ

と言ってやろうかと思ってたら…

岡田戦士が窓から顔を乗り出して

「ちょっとぉ~カラスがゴミ漁ってたわよ~ちゃんとネットとか掛けとかないからじゃないの?むかっ

と叫んでくれた。さすが炅獷
あざ~すっ猤

しかし…人を、いやネコを簡単に疑ったらイケないよって教わらなかったんですか?
と諭したい気分をグッとおさえ帰路についた。2、3歩。

後日、岡田氏から聞いたところ…

スミーを筆頭に 「ネコだ」疑惑を持ち掛け盛り上がっていたらしい。
ちなみに あのじいさまが後藤さんて名であると知り、モンスター名『ゴトブランゴ』
おばばあさまは、小林さん『コババァ』

と命名させていただいた。





昼すぎに、岡田さんがやって来た。
「今日、話したんだよね。ま、コソコソと動いてた後ろめたさはあるみたいだけど全くだめだよ。場所をかえる様に言ったら 『もう決まったから…今さらかえられないし、文句があるなら、そちらで役所に電話したら?』だって…ムカつくでしょ?こうなっても有無を言わせない様に、勝手に決めたんだよ。あいつは、文句は言えないけどいつまでもグチグチ言うタイプだよ。まったく話が通じないしね。ごめんね、場所かえてあげたかったんだけど…」

「いえいえ、充分です。すごく心強いし、ありがたかったです。こちらこそですよ」

「ごみの出し方が悪かったり、臭かったり何かあったら苦情を出したらいいよ。言えなかったら言ってあげるからね」

と言って帰って行った。

神々しい後ろ姿であったキラキラ

それから 次のごみ捨ての日がやって来た。

ごみ捨て場へ行ってみると……瀨

人ん家の前までゴミの山が置かれていた。

クッソ~むかっ

人って他人の事は、どうでも良いんだな…
と思ったが、さすがに移動させる気には、ならず…部屋へ退散炅

がしかし、洗濯物を干しながら…

臭さぁ~嗚咽がくる臭さ…

ハエは、飛びまくってるし…

鼻をつまんで、急いで干しおえ窓を閉めた。

でも…あの臭さ…あれほどの臭ささだと洗濯物にうつるんじゃ…などと考えたら、気になって仕方ない…

結局、自分でゴミを整理するはめとなった。

クッソ~くせ~炅お前ら何食ってんだよ~とだけは、ブツブツ言わせていただいた。

昼にゴミ屋さんが取りにきた。
カーテンごしに見ながら、
「本当にご苦労様でございます。ここだけじゃなく他でもたくさんのゴミを集めているなんて、頭が下がります。汁物は水気をしっかりきって捨てなくちゃいけませんな」
と思った。

ゴミ収集車が行ったのを確認して、家のホースを最大限に伸ばし…放水あせる
なぜ 私が…

いやいや…このくらい…ゴミ屋さんからしたらたいした事ないです。と自分を励ました。
とはいえ…臭し…
水の力だけでは、無理だと気付き…デッキブラシと洗濯洗剤を持って再び参上!

ゴシゴシアワアワでこすっていると、
岡田戦士が、窓から顔を出し…
「臭いでしょ?そんな事までして…かわいそうに…そんなのは、だいたい担当の人がしなきゃいけないのにね~」

とそこら辺り中に聞こえる様な大声で叫んでくれた。
さすがです炅獷

それから、毎回やるはめになったが~ま、百歩譲ってそれは良いとし…いや譲りたくはないが…

ごみ捨て場のモンスターは、スミーだけじゃなかったのです…
朝早くに岡田さんの奥さんがやってきた。

「今日の朝の可燃ゴミから、そこになったらしいよ。相当前から密かに進めてたんだね」
昨日の夜、岡田さんは町内会長宅に行ってきたらしく(さすがっ溿)話の一部始終を聞かせてくれた。 やはり家のサインひとつで全てが決まったらしい。
が、しかしっ…
これほど早く場所が移動するのは、有り得ない話だと…岡田さんの推理によると、勝手に自分で動いて町内会長さんに私のサインを最後に持って行った。普通は、最初にやる事を最後に回し、となると、どうしても私にサインさせないと大変な事になるから…騙してでもサインが欲しかったと…。
それを聞いて余計にムカついたむかっ

岡田さんは、

「今日、出てきたら私が言ってあげるからね。出て来なくて良いから知らんふりしときなね」

といって帰っていった。

いざっ出陣の時。スミーが現われたあせる
次に岡田氏参上!素晴らしく勇ましいその姿に、ほら貝でも吹きながら、「戦じゃぁ~」と叫びたい気持ちをぐっと抑え、カーテンごしに観戦させていただいた。かたじけない…

まず、先攻は岡田氏

「いつからここになったのむかっ私は前から言ってたよねむかっこの家の人が迷惑するでしょ?こんな家の近くだったら臭いじゃないむかっ

スミー「いや~サインして貰ったから…(かなり弱腰)」

「サイン?考えたらわかるでしょむかっこんな坂になっててるとこだったら、生ゴミとか垂れて来るよむかっ駐車場のわきにすればよかったんじゃないの?むかっ

「……モゴモゴモゴモゴ…(小声でグチグチ言ってる様子)」

岡田氏の怒りは、おさまらず…

「誰に許可とった?」

「いや…町内会長さんに…」

「え?私聞いたわよむかっ昨日持って行ったらしいじゃない?それなのに、どうして今日、すでにここに取りにくる事になってるわけ?むかっ変でしょ?」

その勢いに スミーはタジタジ状態あせる

岡田氏は、続ける…
「だいたい私らと同じとこのままでよかったんじゃないの?近いんだし…自分の都合でしょ?あそこなら誰の迷惑にもならないわよね」

もはや、スミーが何を言ってるのかわからないが…

ネチネチグチグチ系のモンスターである事は、わかった。

岡田氏、あっぱれです溿

だが……