撤退続き 蒜山三座 | Dropin

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林道と蕎麦と温泉と。
セローやメイトが大好き。





おかしいなあ おかしいなあ

どうしてこうなるのかなあ

楽しい春山のはずだったのに

またまた寒波がドンピシャ

それでも蒜山三座を歩きたい



上蒜山登山口に駐車して

タクシーで下蒜山登山口へ

下から中、上と縦走計画


もちろん登山口周辺は

真っ白な積雪

しんしんと雪が降る中

登山開始



湿度のある重たい雪が

横殴りにバチバチと身体を打つ

山体の様子もまったく見えない







稜線に出る標高あたりからは

気温もぐっと下がり

積雪量も増えてパウダースノー



結構な直登もあり

既に帰るコールも出る中

下蒜山ピークに到達



うっすら中蒜山?

ピークは雲の中



積雪の細い稜線

横殴りの雪


ラッセルで先頭の脚が攣る

交代して先頭を行く



まるで雪の壁 厳しい直登の末に

やっとやっと 中蒜山ピーク

ここの避難小屋に まさに

避難する


やっと昼食を取るけど

外はずっと吹雪いてる

重たい空気に包まれ


中蒜山からは劇下り 危ない

上蒜山まで1時間?もっとか

それくらいなら頑張って上まで


避難小屋を出ると

もう消えかかる自分達のトレース


ここからトラバース気味に下り

ピークへ登るらしいが

ガスと吹雪で視界が悪すぎ

まして登山道がどれかも

視認は不可能


残念無念ではあるが

遭難事故回避のためにも

中蒜山から降るという選択



しかしそれも簡単ではない

なんど踏み抜き

なんど転けたか


身代わりになった

私のカーボンのポール

真っ二つに折れ


もうひとりは◯ラックダイヤモンドの

アルミのポールがひん曲がり



もうすぐ林道かと思いきや

まったく想定外

滔々と流れる雪解け水の

沢渡りを繰り返す難関ルート


もう少し水量が多かったら

全員ずぶ濡れで凍えるところ



それでも大きな事故怪我なく

やっと中蒜山を下山


気候が良ければ駐車した

上蒜山登山口まで歩くことも

できるけど

疲労困憊 脚攣り多数

タクシーを呼んで戻る



美味しいジンギスカン料理も

時間が遅過ぎて閉店 ありつけず

蒜山SAでマトンの生姜焼き定食

それでも沁みた 美味かった


先日敗退した三嶺の教訓を活かし

功を奏した6爪の軽アイゼン


が、、、やってしまった

持ってくる靴を間違えた

キャラバンが入ってると

思い込んでたシューバッグ


出てきたのは目を疑う

リピート買いしたばかりの

メレル モアブ3、、、


いくらGOREとは言え

この雪中登山

アッパーはメッシュ素材

無理やん 絶対


ところがいやいや モアブ3

全く浸水なく足先冷たくもなく

いやあ 凄いパフォーマンス

惚れた