ARAYA muddy fox で 一宇へ | Dropin

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林道と蕎麦と温泉と。
セローやメイトが大好き。

久々の日曜晴れ

脚作りのために山へ登りたかったが

最近妙な疲れ方をする

ちょっと筋肉を使うだけで

一気に乳酸がたまるような


体重もかなり増えてしまって

膝も心配なところではある


まずは減量しながら

関節の負担が少ない方法で

筋力もつけていくには

自転車がいいかなということで


今日は登山をやめて自転車にする

しかし平地は暑い!

風が抜けて涼しい場所、、、

吉野川支流の貞光川沿いに

438を剣山に向かって登ることにする

一宇まではそんなに急坂はない



ところどころ流れてる湧水付近は

ひんやりとして気持ちがいい

下は30度超えだが

吉野川から数キロで23度まで下がる

剣山から吹き下ろす風のせいか



水の近くは気過熱で

見た目も合わさって涼感が増す



今日の相棒は

古いARAYAのmuddy fox

滝から引いた道沿いにある名水で

頭から冷水をかぶって

吹き出す汗を流す

無論、飲んでも美味しい


と、そこに軽バンが来て

60絡み(一緒やで〜)のおじさん

名水をくんで飲む

挨拶と一言二言話して

先におじさんは去る


いやあ、リセットできた

とは言えやはり脚の筋肉の疲れ方が

なんだか妙に早い

今日はあまり無理せず

一宇の岩戸温泉までで折り返すか



その手前のトンネル付近

いつもはバイクで横目に通過するが

なんだかふらりと立ち寄りたくなり

土釜と鳴滝なるものを見に



土釜はすぐに現れる

橋の上から見る



思わず声がでた

圧巻である

水は岩をも砕くというが

全く


岩石の密度の差が

かくも芸術的な造形をつくる

いやいや、立ち寄って良かった


鳴滝も近いみたいだから

寄ってみる



おお!凄い

美しく涼しい


と、ひとりのおじさんが

じっと滝を眺めながら座っていた

さっきのおじさんや


いやまた会いましたね

なんでも滝から

人生を学んでいるんだとか

哲学的なことをおっしゃる


うん、気持ちはわかる

自然の美しさや力を目の当たりにすると

人は敬虔な気持ちになるもんだ


おじさんの片手には缶ビール

滝みる前に学ぶことがあるだろう

そこはつっこまず(つっこめよ)

挨拶してまた438に戻り

数キロ先の岩戸温泉を目指す



大きくカーブを曲がると

目に入ってきたそばの文字

いつ通っても閉まっていた蕎麦屋

廃業した跡だとさえ思っていた


店にはのれんが下り

前には車が4台ほど

これはやってるぞ!

一瞬の躊躇もなく駆け込む


10人ほどの客

メニューを見ると

ざる蕎麦とかけ蕎麦のみ

いわゆる祖谷そばではない

期待は膨らむ


帰ったテーブルの食器を

ひきながらおばあちゃんが

蕎麦を湯がく中のおじいちゃんに言う


またお客さん来たけどもう蕎麦

ないんとちがう?と


えええーっ、それはないやろ〜


中のおじいちゃんが

顔を突き出して私に聞いた


何食べるん?


いや、ざる蕎麦を、、、


ひとつくらいはとれるけど

ほんで終わりやな


良かったあ、幻の蕎麦を

食べ損ねるところだった







固く冷たく締まった十割蕎麦

出汁も濃くこのみの味

全く、今日はラッキーな


また一台車が停まったが

おじさんが出て行き、もう無いと

なんでも30食しか打てないそう

それをサービスで余計に盛って

出すものだから20食くらいで

売り切れるって、、、


美味しかった、大満足

岩戸温泉まで行く使命感は失せ

ここからピストンで

車を停めた貞光ゆうゆう館へ

戻る

ずっと登ってきたから

帰りはずっと下る


しかしこんなに簡単に

脚が疲れるようでは

山は登れないぞ?


あと3週間で76.7kgから

70.0kgまで落とす