不安定な天気。
強風、落雷、雨、おまけに
花粉とPM2.5襲来。
山にも行きたいし渓流釣りにも
行きたいが、この天候に対応
できるのはバイクしかない。
吉野川、川島の潜水橋。
マイフェイバリットの位置からのカット。
中洲を挟む、もう一本の潜水橋。
こちらは流れも早く水量も多い。
急峻な四国山脈から集まった
澄み切った水が洞々と流れる。
潜水橋の魅力は、水面の近さだろう。
マイフェイバリットの蕎麦と言えば
美郷の仁未。
重要文化財の村田旅館に立ち並ぶ。
村田さんは美郷から川島への
桜街道を作った偉人。
桜の季節だけ、旅館は今も営業している。
蕎麦屋の裏に建つ、土間の古い家屋を
資料館として開放している。
裏庭に面する個室に通される。
日本家屋の狭小感、繊細さ、清楚で
温かい、どこか懐かしい空間。
細胞に組み込まれているのだろう。
この空間で暮らしてみたい。
今回の食べ比べは、田舎きつね蕎麦と
十割せいろ蕎麦のセット。
分厚くジューシーなお揚げに滲みた
甘い煮汁が蕎麦の出汁と溶け合う。
ハチミツに漬け込んだ梅と
大根、昆布の佃煮、
どれも上品で繊細な美味しさ。
文句なしの十割蕎麦。
仁未がマイフェイバリットなのは
出汁が合うからだ。
それと何よりご主人と女将さんの
人柄に、さらに引き寄せられる。
美郷から193に出て、
438で剣山の見ノ越峠を越え、
奥祖谷から松尾川温泉を目指す。
当然、見ノ越峠はまだまだ寒い。
名頃のトイレ休憩あたりから
雨が降り出した。
急ぎ松尾川温泉で冷え切った身体を
芯から温めて帰る。
天候はイマイチだったが、
マイフェイバリットだらけの一日。