YB125SP、ステムその他 | Dropin

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先月のツーリングから間もなく、

ステアリングが急に重たくなって

実に乗りにくい状態に。


センタースタンドをかけて

フロントタイヤを浮かせた状態で

ハンドルを左右に振ると

ゴリゴリとしてセンターでカクんと段付き。

ステムベアリングやレースの交換かな。

走行距離はまだ2万キロに満たない、

国産バイクでは起こらないだろう距離。

流石というか残念な中華製。


最初に、おそらく必要となる部品は

揃えてある、その中にステムベアリングも。

しかしこの距離でダメになるなら、

また予備を買っておかないと。

次はアンギュラベアリングにするか。



タイヤ、フェンダー、ブレーキキャリパー

ヘッドライト、ライトステー、メーター

キーシリンダー、フォーク、ハンドル

とにかく外していくが

ケーブルやハーネスは抜かずに

ぶら下げたままにした。



ステムのトップボルト27を外して

ワッシャーを抜き、

トップブリッジを上に引き抜く。

ロックナット、ゴムワッシャー、

トルクナット、ベアリングカバーを外して

ステムシャフトを下に引き抜く。

ボトム側のベアリングレースには

爪でなぞると少し当たり傷が。

できればこれは抜かずに使いたかったが

ボトム側のベアリング状態は

ハンドルフィーリングに直結する。

面倒だけどレースもベアリングも交換。



ベアリングは完全にオイル切れ、

サビもきてる。



アッパー側はグリスが残ってた。

少しサビはきてる。



さあ、ボトム側のレースを打ち替える。

専用工具などないから力作業。

偏らないように出来るだけ万遍に

マイナスドライバーを当てて

ハンマーで叩く。



うん、上手く外れてくれそう。



外した古いレースに

グラインダーで切れ目を入れる。

新しいレースを打ち込む時に

これを逆に当ててハンマーで打つ。

無論、新しいレースを直接叩いて

傷をつけないため。

切れ目を入れておかないと、

新しいレースと一緒に入ってしまい

抜けなくなるから。

一緒に入ってしまっても慌てなくていい。

切れ目にマイナスドライバーを刺して

くいっと捻れば、カランと抜けてくる。



上から下に打つのは簡単、

だけど下から上に打ち込むのは

なかなか難しい。



上下、打ち込みが終わり

フロントフォークまで組んだところで、

ガタが大きいことに気づいた。


多分、下側のベアリングカバー、

ステムチューブの下から打ち込むんだけど

均一に最後まで入ってないために

斜めに隙間が出来てガタが大きいのだと。


また全部外して、打ち込みの確認。


かなり強く全体に打ち込んで

再度全部組み上げ。

わずかにガタを感じる程度で

ハンドルは軽々クルックル回る。


次はSRVのステム打ち替えだから

いい予習になった。