休みの日に会えなくなって学校で見かければ手を振るくらい
毎日の当たり前だったメールも来なくなった。
林くんは受験、サッカーに忙しく
その頃の私はただ「寂しい」そんな気持ちでいっぱいだった。
会えない日が続きお互い連絡も止まったまま…
道で林くんのお母さんに会った
「笑いながら喧嘩でもしたの?あの子元気ないよ」と言われた。
「…最近連絡取り合ってないです」と言うと
「まぁ受験もあるしね、部活も忙しいのは分かるけど元気なくちゃね…」
私も暗い顔をしていると、来月あの子の試合、一緒に応援しに行こうと言ってくれた。
嬉しかった。
林くんのお母さんはビックリするんじゃないあの子、内緒にしておこうか、と笑っていた。
試合当日、私は林くんのお母さんと一緒に林くんには内緒で応援に行った。
試合が始まりサッカーしている姿を見てカッコイイなぁ好きだなぁと改めて思った。
まさか私が来ているとも知らず、試合は勝って終了した。
試合が終わり、林くんのお母さんが林くんにわざと声を掛けた。
振り向いた林くんは私が居ることに目が点
手を振ると林くんも笑って振り返してくれた。
林くんは照れていた
友達からヒューヒューとからかわれてる姿を見て林くんのお母さんは笑っていた。
帰り道、林くんのお母さんがファミレスに連れていってくれて一緒にパフェを食べながら
あの子笑ってたね、よかった。ありがとうね、と林くんのお母さんが喜んでいた。
私も笑顔になった。
林くんは2人兄弟の長男で、林くんのお母さんは娘が居ないからと私のことをとても可愛がってくれた。
家に着き、久しぶりに林くんと休みを過ごせて私はルンルンだった。
その夜、林くんからメールがあった
来てくれてありがとう、ずっと連絡できなくてごめんね。落ち着いたらまた遊園地に行こう、と。
勉強にサッカー、頑張ってね。遊園地楽しみにしておくね、と返信した。
年も明け、林くんとの学校生活も残り少なくなってきた。
林くんは志望校に受かり、やっと休みに会えることになった。
約束していた遊園地に行った
長い待ち時間も一緒に居れることが嬉しくて時間過ぎるのがとても早く感じた。
外も暗くなってきていつも通り林くんは家まで送ってくれてバイバイした。
林くん卒業まで残り1ヶ月。
サキから林先輩卒業してもあたしが居るから泣かないでね、と言われた
やめてよー!と言いながら2人で笑った。
私は林くんとの時間も楽しかったけどサキや他の友達と過ごす時間も楽しかった。
林くん卒業。
私は林くんに手紙を書いて渡し、林くんは私に第2ボタンをくれた
友達が一緒に写真を撮ってくれた。
卒業式が終わり卒業組は、まだ皆んなで盛り上がっていた為、私はサキと帰った。
帰り道、もう3年って早いね。って
高校どうしようか?バイト何する?って1年後の話をしながら帰った。
家に着き、林くんからもらったボタンを机の引き出しにしまった。