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Everything is Going to be All Right

スコットランド在住20年ー>アイルランド移住


日本に着いてから三日間は、時差ボケに悩まされた。一旦、眠りに着いても、2時ぐらいに目が覚めて、そこから再び眠りにつくまで3時間かかるのが、辛かった。1日目は鼻血が2度出た。長時間フライトでたまにあるようだが…


4日目を過ぎた頃に、ようやく夜通し眠れるようになったが、色々な理由で良質な睡眠は取れず、帰ってくるまで常に寝不足だった。


それ以上にストレスフルだったのが、父と母の互いの愚痴を聞かされることだった。父は思うように動けない、楽しみだった食事も美味しくないということで、その欲求不満が母への愚痴になっているらしく、何かにつけて「あの人は何も考えていない、自分中心で行動する」と言った(全くハズレではないが)。


母は父が倒れてから、いかに大変で自分が頑張ってきたこと滔々と語る。確かに私と妹がいない中、よく頑張ってくれたし、父も感謝すべきなんだけど、何度も聞かされると「またか…」となってくる。母は余計なひと言や配慮のない冗談を言ってくるので、何度かムッとさせられた。


滅多に口論はないものの、2人のコミュニケーションに時々現れる不協和音にげんなりすることが、何度かあった。


以前、読んだ本に、育った家庭を出て自分自身の家庭を作るというのは、生まれ育った国を出て違う国に移住するようなもので、新しい国の言葉や慣習、考え方を身につけるから、育った家庭に戻ったときに、もうその国の人間ではないことを感じさせられる、というようなことが書かれていたのを、今回の一時帰国で痛感した。


帰りのフライトで読んでいた夏目漱石の「こころ」でも、主人公が父親の急病で、東京から地方へ帰ったときに「儒者の家に切支丹のにおいをもちこむように、私の持って帰るものは父とも母とも調和しなかった」という箇所を読んで、苦笑した。


実家に帰ったら、昔の学生時代のような気楽な自分に戻れるかと思ったが、気楽どころか、このままこの国(実家)を離れなかったら、どうなってたんだろう?と思うと、この国を出る機会をくれた夫にこっそり感謝した。


100円ショップで見かけたギフトバッグ。こっちのギフトバッグでは見かけないメッセージで、ちょっと新鮮😄「あなたがいてくれて嬉しい」という意味なんだろうけど。