イースター休暇が始まってまもなくして、マドリードに行くことになった。
普段、旅行はほとんどしなくて、英語も日本語もあまり使えず、地理も不案内な土地への旅行は、かなーり久しぶり。マドリードは24年ぶりで、前回は妹がスペイン語留学していたので、すっかり任せていたので、どこに行ったかもあまり覚えていなかった。
ということで、数週間前からかなり緊張していて、とにかくトラブルに遭わなければいい、くらいの気持ちだった。
結果的には、予想を遥かに超えて楽しんだ。
1. マドリードを訪れるなら今が1番いい季節かもしれない。朝晩は多少肌寒いけど、日中はアイルランドやスコットランドの真夏日になる。
それでも、マドリードの人たちは、冬のコートなど着ている人が多いのに驚いた。特に朝、私たちにとってはすでに半袖の気温でも、滞在していたアパート周辺ではみんな、厚着だった。スコットランドならTaps-affの人(tops off トップレス)が出てくる気温なのだが、この程度で暑いと言ってたら、マドリードの夏は乗り越えられないのかもしれない。
マドリードの中心地になると観光客が多いので、薄着の人も見られる。
2. 旅の楽しみの半分近くは食事、食べ物&飲み物なのだろうが、私たちの場合1)ベジタリアン 2)アルコール飲めない 3)夜の外出が出来なかった ということで、マドリードのフード・カルチャーを楽しむ機会がほとんどなかった。
おまけ日中は暑くてほとんど食欲が湧かなかったので、イースター期間中に出回るお菓子 Torrijasを毎日、ベーカリーで見かけながらも、ついに試す機会がなかった。
アパートの近くにチュロス屋があるのを見つけたが、このチュロス屋、朝の4時にオープン、10時に閉まる。最初は朝からチュロスを食べる気になれなかったが、数日してようやく気力が出てきたので買ってきた。
太いのはPorras。一回目に買ったときはチョコレートソースを頼むとくれたが、二回目は「週末のみ」なのか「先週で終わった」のか分からないが、チョコレートはないと言われた。チュロスもポラスも甘みはないので、砂糖をかけて食べたけど、まぁ、これで好奇心は満たされたので、当分はいいかな。
いつも旅行に行くと、体重が増えているけど、今回は減っていたし、少食になっていた。「食べたいものを食べたいだけ食べてはいけない」年齢なのだということを、しみじみ感じるので、これでいいのかもしれない。
3)マドリードに着いたとき、アパートまで連れて行ってくれたタクシーの運転手が、ボリビアの出身で、アメリカアクセントの流暢な英語を話す人だった。
翌日から、これは本当に例外中の例外だと知ることになる。アパート周辺のお店では誰も英語を話さないし、英語表記もあまりない。
私はDuolingo で長い間スペイン語を独学しているのだが、本当に細々と続けているのでビギナーとintermediate の中間ぐらい。そんな片言のスペイン語が、予想以上に役に立ったのには驚いた。
お店で聞かれることって、「袋(bolsa)はいるか?」「支払いはカードか?(tarjeta)」「レシートコピーはいるか?(copia)」くらい。でも咄嗟に何かを言われても、全部は分からなくても、単語をいくつか拾って、答えられる自分に驚いた。
無人レジなどのタッチパネルや美術館のオンラインチケットを買うとき、最初は英語を選んでいたけど、そのうちスペイン語でも分かるようになった。
習ったことが、実際の生活で使われているのを見るのが楽しかった。
4)地下鉄で電車を待っていたとき、盲人の方が白杖をつきながら、私たちの前を通り、すぐ近くに止まった。電車が来たとき、ちょっと迷ったけど、「お手伝いしましょうか?」とスペイン語で声をかけた。すると、その方は私の腕につかまり、何かスペイン語で言っているのだが、分からない。「あ、そうか、この人私がスペイン人じゃないこと分からないんだよね…余計なことしたかも」と後悔したが、¡suba! (電車に乗って!)というのが分かり、無事に乗ることができた。
Gracias と言われたときの、お返し De nadaが咄嗟に出て来なかったのは、次回に挽回できたらと思う。




