その内容を書いている。

 具体的には、眩暈症状に対して苓桂朮甘湯エキス製剤を処方しても無効であったが、苓桂朮甘湯加減の煎じ薬で症状を消失したという報告。実際の配薬は茯苓15、桂皮15、白朮30、甘草5、黄耆20、天麻6、知母10分2間である。

 

 以前師匠に漢方エキス製剤と比較して何故煎じ薬が優位なのかを説明して頂いたことが何度かあった。

 その一つが処方したエキス製剤が有効でなかった場合、そのエキス製剤のセレクションが間違っているのか、構成生薬量が足りなかったのか判断するのは難しいということだ。病機を見抜き、方剤まで正しくても生薬量が少ないため効かないなんて悲しすぎる。

 

 また、方剤の生薬加減の有効性についても説明頂いた。方剤を駅に例え、方剤における処方構成はあくまで新幹線で言うところの駅名、例えば京都駅であり、しかし患者さんの本当に必要な駅は、実際にはその近くの嵯峨嵐山駅が正解であったりする。私はこれらについて例えば大阪駅や名古屋駅ではなく、方剤としてつまり、大体の処方構成として「京都駅」として捉えて生薬を加減して嵯峨嵐山駅にたどり着くようにするのが煎じ薬処方の有効性であると解釈した。病機を見抜き、方剤まで正しくても生薬量が少く、かつもう一歩で治せるはずの生薬を加えられないため効かないなんて悲しすぎる!。

 

 と当直明けのぼーっとした頭で書いている。