先日産業医の研修会を受けた。5年に一度の更新で20単位、即ち20時間の講義をその間に受けることになる。しかし、サボりにさぼった私はその先日の研修会で二泊三日で全てコンプした。
実は1ヶ月に一度、300人規模の企業に出向き、20名前後の社員に対して所謂健康相談みたいなことをしていた。あやふやな言い方ではあるが、実は前任者が私が着任後すぐに退職してしまい、ろくに申し送りをしていなかった。病院からの具体的な指示はなくなんだか分からずにその場に行っていたのだった。なんとなく健康相談をして、場合に寄っては自分の勤める病院の宣伝をしていた。
臨床医と産業医は前提として医師ではあるものの、多くの点で異なる。臨床医は症状を改善するのが前提であるが、産業医は如何に会社よりよく就労させるかということである。例えば頭痛があったとして、その原因精査、治療は臨床医の役割。一方産業医の場合は、頭痛を治すように受診勧奨し、その程度が就労に影響がなければ特に問題にしない。勿論そのため集中力に欠くようになったなど就労に関わるならば、就業時間、内容の制限あるいは配置転換を事業主に勧めることになる。
研修会を終え、いよいよ矛盾が爆発しそうになったので、私の立場を企業と病院に改めて確認した。理事長と企業が契約していて、私は理事長に委任され産業医としてその企業に向かっているのだった。色々な判断も私が行うことが分かった。
直接の契約者は私ではないので、よほど変な話直接の矢面は私には来ない(妄想かもしれないが)。さらに職場に着きに一度向かうのは病院で補償されている。優遇されていると言っても良い。
何と言うことでしょう。初めての労働形態ではあるが、なんとやりがいがあるしごとではないか。