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DrOgriのブログ

おやじが暇にまかせて勝手なことを書くブログです。日々の雑記や感想にすぎません。ちらっとでものぞいてくだされば幸せです。

バロック最終日の感想(1)


吉祥寺バロック閉店までの連続入店。12月30日、最終日。


毎年恒例になっている年末の第九コンサート。今年で最後になります。


入店は12時。すでに店内はほぼ満席。ケンプのピアノによるバッハが終わったところでした。
12時半から、ベルリンの壁崩壊の直後に行われた「第九」のコンサートのライブ盤がかかります。指揮はレナード・バーンスタイン。演奏は、東西のドイツ(当時)やイギリス、フランス、旧ソ連、アメリカから集まった6つのオーケストラと3つの合唱団の有志。第九の前に、同じバーンスタインの指揮バイエルン放送交響楽団でベートーヴェンの「レオノーレ序曲」3番がかかりました。
LPを提供して下さった方のおっしゃるとおり、この「第九」はかなりテンポが遅いです。バーンスタインが当時重い病を抱えていたこともあるのでしょう。しかし、演奏は素晴らしいものでした。第3楽章の美しさは絶品です。寄せ集めのオケと合唱団で練習する時間もないなかでのライブでしたが、喜びにあふれた演奏でした(私の印象です)。
本日の締めも実は第九です。それもフルトヴェングラーの「バイロイト盤」。もちろん、先日書いたEMIの合成盤ではありません。「本物」です。つまり、バイエルン放送局の出したテープに基づいてフルトヴェングラー協会が会員にだけ配布したレコードです。
この「バイロイト本物盤」は夕方にかかるので、それまで居座るかどうか・・・。とりあえず、食事に出ることにしました。
帰ってきたら、出がけにかかったモーツァルトのクラリネット五重奏(メロス四重奏団+ド・ペイエのクラ)がまだ鳴っていました。
リヒターの「マタイ」(ミュンヘン・バッハ協会)がかかりました。第42曲から53曲まで。昨日聴いたメンゲルベルク盤と同じ場面(ペテロの三度の否認)が出てきます。メンゲルベルク盤ほどの個性はないですが。ヘフゲンのアルトは素晴らしかった。
その後、バーンスタインの「弾き振り」でモーツァルトのピアノ協奏曲15番(K. 450)がかかりました。この曲は初めて聴きます。溌剌とした良い曲です。バースタインのピアノも素晴らしい。
その後が喫茶バロックの歴史に残る盤でした。世界で(たぶん)ここにしかないでしょう。それは、クライスラーのソロによるメンデルスゾーンの協奏曲。これは、昔、ここバロックの装置を通してSPからLPに編集したものだそうです。盤にしたのは5,6枚とも言われています。SPだったので、楽章のところどころで間が空きます。盤を裏返したときのインターバルでしょう。ベルリン国立歌劇場管弦楽団の伴奏。常連50年のMさんがリクエストしました。
その後にかかったレコードは、マルチェルロのオーボエ四重奏曲(C Moll)とヴィヴァルディのソナタ6番(G Moll)、フルトヴェングラー指揮ベルリンフィルの「運命」(1947年5月27日、グラモフォン)。
このグラモフォン盤の「運命」は私の持っているグラモフォン盤の「運命」とは違うようです。私の持っている盤の演奏はもっと大人しい。
バッハのカンタータ(BWV.35)(リリング指揮シュトゥットガルト室内管)、バッハの無伴奏パルティータ2番(シゲティ)と続きました。
シゲティの無伴奏はCDで持っています。ただ、バロックの装置でアナログを聴くのはやはり特別な経験です。いつもデジタル音をヘッドフォンで聴いていますが、やはり違います。
ふと気がつきました。ヘッドフォンで聴くデジタル音は確かに「演奏」です。可聴音ギリギリに編集された音が耳に入ってきます。アナログ録音をアナログ機器の前で聴くと、全身にアナログ音を浴びることになります。音のある空間(空気)のなかに身を置くことの意味・・・。素人の思いつきです。
いよいよバロック最後の第九です。
それはまた、後日ということで。

 

フルトヴェングラー指揮ベルリンフィルのベートーヴェン第5交響曲ライブ。

1947年5月27日

かかっていたのは、たぶんこれ。

 

 

バーンスタインの「弾き振り」でモーツァルトのピアノ協奏曲15番

 

 

シゲティのバッハ「シャコンヌ」(無伴奏ヴァイオリンパルティータ2番終曲)

なんて「厳しい」演奏でしょうか。

まるで打楽器のような激しさです。

CDではメニューヒンも持っていますが、私はシゲティの方が好きです。