メンデルスゾーンといえば、もちろん、フェリックス・メンデルスゾーン(ヤコブ・フリートリヒ・フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ、1809-1847))が最も有名です。学生時代、哲学史の授業で「メンデルスゾーン」という名前を聞いたとき、「へえ、彼は哲学者でもあったんだ・・・」なんて誤解をしてしまいました。そうではなく、先生が言っていたのは、彼の祖父モーゼス・メンデルスゾーン(1729-1786)のことでした。イマヌエル・カント(1724-1804)と同時代に生きた哲学者です。カントの論争相手でもありました。劇作家ゴットホルト・レッシングとも親交を深め、レッシングの代表作「賢者ナータン」のモデルになります。
モーゼスは貧しいなか苦学して学者になりましたが、メンデルスゾーン家はフェリックスの父親アブラハムの才覚で銀行業を営み裕福になっていきます。アブラハムは妻のおじから土地とバルトルディの姓を得るとともに、ユダヤ教からルター派キリスト教に改宗しました。
最近、女性の音楽作品が見直されて(聴き直されて)います。フェリックスの姉であるファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847)はその中でも特に注目されている一人です。
ファニーの夜想曲ト短調
良い曲ですね。
ファニー作曲「ピアノ三重奏曲」ニ短調(作品11)第1楽章
同第2楽章
ファニーは優れたピアニストでもありました。
才能は弟フェリックスと同等か一段優れていたとも言われています。
父親は、女性は音楽を職業にできないと考えていました。
弟のフェリックスも姉の作品刊行には複雑な思いがあったようです。
フェリックス・メンデルスゾーンのピアノトリオといえば、第一番(いわゆるメントリ)がすっかり有名になりました。
海野先生の音を久しぶりに聴きました。
ファニーとフェリックスは仲の良い姉弟だったようです。
姉の死後、弟も後を追うように亡くなりました。
ロベルト・シューマンの妻クララ・シューマン(ヴィーク)も有名です。
過去記事です。
