ようやく暇とお金がそろったので、楽器を修繕しに行きました。
見積もりを待っている間、お店ではどこかで聴いたようなヴァイオリンの音が・・・
バリリのモーツァルトでした。
(渋い!)
ワルター・バリリ(Walter Barylli 1921 - )は、オーストリアのヴァイオリニストです。
ウィーンで生まれ、ウィーンとミュンヘンで学びました。
1936年にミュンヘンでデビュー
1938年、ウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団(ほぼ同時にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団)
1939年、コンサートマスター
1945年、バリリ弦楽四重奏団を結成(戦時中から活動していたようです。これは「再結成」)
1959年、ソロ活動を引退(コンサートマスターは継続)
1966年~1969年、ウィーン・フィルハーモニー楽団長
1972年9月1日に退職。
(ウィーン市クライスラー賞を2度受賞)
バリリ四重奏団が共演した人
アントワーヌ・ド・バヴィエ
イエルク・デムス
パウル・バドゥラ-スコダ
など
ネットでは存命かどうか確認できませんでした。
相当の年齢のはずです。
2011年には90歳の誕生日を迎えたようですが。
考えてみれば、バリリは戦後の活躍が長かったので、比較的新しい世代のヴィーン人ですね。
でも、その演奏が「古き良き」なんとかという印象なのは・・・
初めてバリリの演奏を聴いたのが、バッハの協奏曲第一番(A Moll)
その極端に遅いテンポ
優しさに満ちた表現
それでいながら第二楽章はいささかもダレない。
速いパッセージでもさりげなくロマンティックなポルタメントが混じります。
この世界観は、今風ではない?
でも、ピッチや音色はモダンですね。
(音がなるまで1分ほどお待ちください)
バリリのソロは、やはり音そのものの味わいがいいです。
線は細いかもしれませんね。
モーツァルトの4番の協奏曲は、もっと勇ましい方が受けるかもしれません。
でも、私はこれくらいがいいかな。
バリリと言えば、もちろん、カルテットです。
今年はベートーヴェンイヤーですが、今一番聞きたい曲は15番のカルテット。
3楽章と5楽章の美しさたるや!
久しぶりに神保町を歩きました。
救世軍ビル
なんとも風情のあるビルが残っています。
三脚を据えて撮影しいる人もいました。
今日あたり、もう一度歩いてみますかね。
今度は古本を漁りながら。



