分厚くて壮麗な管弦楽曲の途中で、ふっとヴァイオリンのソロが聞こえたときの私の気分。
まさに名状しがたい快感です。
その筆頭は、リムスキー・コルサコフの「シェエラザード」曲集です。
初めて聴いたときは鳥肌が立ちました。
なんと美しい・・・ あの武骨なブラームスが・・・(失礼)
交響曲1番の第二楽章、後半のヴァイオリンソロ(エッシェンバッハ指揮、コンセルトヘボウ管弦楽団)
そして至福の響きは、ベートーヴェンの「荘厳ミサ」の「サンクトス(聖なるかな)」
暗い大地の底から見上げる民衆のつぶやきの後、いきなり天が開け、天使が舞い降ります。
人々の歌声に天使はしばし地上に遊びますが、やがて天高く飛翔していきます。
なんという幸福なドラマでしょうか。
もちろん、他にもあまたあるのですが、年初に聴いて感動したものをいくつかご紹介しました。
リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」ではヴァイオリンが美女と思しき「伴侶」となって英雄と語らいます。
読み歩き、食べ歩き、一人歩き(529) 過去は現在の鏡、リヒャルト・シュトラウスのこと
大バッハの「マタイ受難曲」からアルトのアリア、ヴァイオリン助奏付き。
今年も音楽三昧でいきましょう。
