今日の音楽感傷(365) ギル・シャハム、ein edele Klassiker | DrOgriのブログ

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おやじが暇にまかせて勝手なことを書くブログです。日々の雑記や感想にすぎません。ちらっとでものぞいてくだされば幸せです。

次々と新しい世代のヴァイオリニストが現れています。
そんななかで、「中堅」と言われる人々はどうしているのでしょうか。
もちろん、すでに「大家」と目されている人も多数います。
本来、アーティストの世界は年齢の上下で決まるようなことはないはずですから、そんなことを考える必要はないでしょうね。私が40~50歳代のヴァイオリニストにはなじみがないだけかもしれません。
 
(我が音楽室。もっぱら練習はサイレントで)
ギル・シャハム(Gil Shaham、1971- )は、ほんの少し前は「若手」でした。
現在、47歳。
 
 
シャハムはアメリカ生まれでイスラエル育ち。
ユダヤ系です。
7歳からヴァイオリンを始め、11歳のとき、メータ指揮のイスラエル・フィルとの共演で注目を浴びます。
ジュリアード音楽院に学び、ドイツ・グラモフォンと契約します。
妹のオルリ・シャハムはピアニスト、妻のアデル・アンソニーはヴァイオリニストで、共演しています。
特に妹のオルリとはCDも多いです。
 

 

 

 

彼の演奏を初めて聴いたのは、シノーポリと共演したメンコンでした。
なんて、優しい(たおやかな)演奏なんだろうと思いました。

メンデルスゾーンだけは数多く聴いてきました。
オイストラフ、ハイフェッツ、エルマン、ミルステイン、シェリング、メニューヒン、パールマン、チョン・キョンファ、諏訪内晶子・・・
古いところでは、クライスラーの演奏まで聴いてます。
 
でも、一番好きになったのが、このシャハムとチー・ユン。
繊細で「優しい」演奏なのです。
冒頭から惹かれました。
第三楽章も軽やかです。
 

ライブでのメンコン

独特の節回しが聞かれます。これもいいですね。

 
チー・ユンについて