そのネタは、もういくつか書きました。
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読み歩き、食べ歩き、一人歩き(657) 月よ我を導け
読み歩き、食べ歩き、一人歩き(659) 月よ我を導け(その2)、18歳選挙権の時代
高校紛争の時代
読み歩き、食べ歩き、一人歩き(153) 抵抗の季節
講義の後、図書館でまったりするのが習慣化していますが、ブラウジングルームで面白い雑誌を見つけました。
毎日新聞社の出している『Newsがわかる』という月刊誌。
A4サイズで64ページ。
380円。
毎日新聞社「月刊 Newsがわかる」紹介サイト
中高受験生の親子向け?
でも、なかなかいい内容ですね。
気になって、書店でも探してみると、『ジュニアエラ』なる月刊誌も見つけました。こちらもA4サイズ。
500円とちょっと高めですが、別冊おまけ付き。
朝日新聞社「ジュニアエラ」紹介サイト
どちらも、5月号は憲法特集。
『ジュニアエラ』のおまけは、「ベアテの9日間」。
まんがです。
ベアテ・シロタ・ゴードンさん(Beate Sirota Gordon, 1923-2013)は、憲法24条の「男女平等」条項を提案した人として知られています。
ウクライナ系ユダヤ人の父母のもとでウィーンに生まれ、少女時代の10年ほどを日本で過ごしました。
GHQ民生局に勤務し、新憲法の草稿(英語版)づくりに関与しました。
まんがはもちろん史実ではないので、そのまま受け止めるわけではないですが、けっこう良いこと言ってますよ。
ベアテさんは、松本烝治大臣に言います。
「<幸せな国>って、どんな国でしょうか?」
「男性だけが幸せになっても意味がありません。」
「女性と子どもの笑顔を取り戻しましょう!!!」
まんがでは、ベアテさんは日本人の男の子と知り合って、その子の妹が「売られ」そうになるという話を聞きます。
もちろん、ベアテさんにそんな経験があるとは思えませんが、戦前から子どもや女性を取り巻く環境は厳しいものだったはずです。
以下は、『日本国憲法』の条文です。〔家族関係における個人の尊厳と両性の平等〕
第24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
〔勤労の権利と義務、勤労条件の基準及び児童酷使の禁止〕
第27条 3 児童は、これを酷使してはならない。
私は、こうした憲法の条文を読むたびに感動し、誇りを感じます。
5月は憲法の季節と言ってもいいですね。
変えたい人もそうでない人も、もう一度読んでみた方が・・・
それにしても、子ども向け物も侮れないですね。
私は、生産年齢人口(15-64歳)のうち、15歳から20歳までの5年間の扱いに疑問がありました。
15歳(ただし4月)から勤労が可能で、勤労した場合は納税義務があるのに、選挙権がありません。
ようやく今年から18歳選挙権が始まりますが、これまで若い世代の政治意識と意見があまりに軽視されてきたのではないでしょうか。
政治というものには、2つの面があります。
ひとつは、人が人を支配するという面。
もうひとつは、共通の福利を実現する面。
政治学や政治社会学では、「政治的社会化」という概念があります。
民主主義教育のことだと言ってもいいでしょう。
政治の持つ様々な面を考え、語り、行動するのに、15歳は決して早過ぎる年齢ではありません。民主主義教育のことだと言ってもいいでしょう。
次の参議院の改選まで3年。
今年15歳の人々は、その頃には18歳。
どんなに正しいことも、美しいことも、わかりやすく言わなければ広まりません。
子どもたちには、それを知る権利があるのです。
選挙は18歳から。
そして、政治は、15歳から。
図書館で見つけたものがもう一つ。
堀尾輝久先生の論文「幣原喜重郎とマッカーサー」
『世界』の5月号、100-109頁。
9条はマッカーサーではなく、幣原首相の発案?
私は、やはり日本国憲法が好きです。
ただ、変えていけないわけではありません。
問題は、変える内容ですね。
それについては、またいずれ。
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