帰って寝るか、どこかに行くか。
勉強は?
うーん・・・
上野から家に帰るつもりが、なんとなく東京駅の丸の内口に降りたのが運のつき。
東京ステーションギャラリーの「東京駅100年の記憶」展が目についてしまいました。
東京駅100年の記憶(東京ステーションギャラリー)公式サイト
3/1(日)まで。
東京駅の開業は1914年(大正3年)なので、去年で100周年になります。
関東大震災を耐えましたが、東京空襲では無事ではありませんでした。
再建されたのですが、2007年から大正オリジナルの復元工事が始まり、2012年に丸の内口の2つのドームなどが復活しました。
↓ 復元したときに記事を書いてました。
読み歩き、食べ歩き、一人歩き(315) Romantic Station, Tokyo
ギャラリーは、東京駅の丸の内北口の改札を出てすぐ右にあります。
展示は5部に分かれていました。
プロローグ 辰野金吾と東京駅
第1章 丸の内の100年
第2章 東京駅の100年
第3章 記憶の中の東京駅
エピローグ これからの100年
第2章の「東京駅の100年」では、木製のジオラマが3つの時期に分けて展示されていました。
撮影が許可されてました。
で、写しちゃいました。
↓ 大正時代の東京駅周辺
↓ 昭和の姿
↓ 平成の姿
現在の東京駅は、地下深く、立体的な姿をしています。
↓ それも、ジオラマで展示していました。
なんとなく入ったギャラリーですが、かなりリキの入った展示でした。
立体展示が見事です。
復興前の屋根と復興後の現ドームとを立体で比較したり、駅舎の各階を縮小モデルで示したり。
VTRも豊富です。
オリジナル復刻の過程を詳細に記録したVTRが4編も上映されています。
読売新聞社の共催なので、歴史的なニュース映像も上映され、壁には当時の新聞記事が拡大されて展示されています。
東京駅は、大正から昭和、平成にかけて、まさに東京と日本の近代化を目撃してきたのです。
建築そのものに興味の薄い私ですが、第1章「丸の内の100年」は面白かったです。
この100年で日本の建築が大きく変わったのには、「木造から非木造へ」という面があります。
それを示す面白いデータがありました。
木造建築の延べ床面積が木造以外の建築物の延べ床面積より下回ったのは、1964年でした。
東京オリンピックの年です。
もうひとつは、建築物の建設期間を述べ床面積で割ったもの。
それは、1974年で劇的に減少します。
建築の速度が劇的に速くなったのです。
1974年の時点で、東京海上火災ビルは、18.9分でした。
しかし、同年に完成した新宿三井銀行が平米あたり4.13分。
高層ビルの建築ラッシュがはじまりました。
その後、丸の内ビルディングは9.86分。
スカイツリーは、8.19分。
丸の内ビルと新宿三井の平均をとれば、7.0分です。
そんななかで、東京駅にも高層化の計画があったことを壁に展示してあった読売新聞の記事で知りました。
地上20数階の高層ビルにしたらどうか・・・。
「皇居を見下ろしてもよいのか!」という佐藤栄作首相(当時)の声もあり、侃侃諤諤の論争にもなりました。
しかし、結局、オリジナル復元が実現したわけです。
第3章「記憶の中の東京駅」がなんといっても一番面白かったです。
東京駅を描いた絵画。
《東京名所 東京停車場之前景》(1920年)

東京駅が出てくる文芸作品。
明智小五郎を出迎える小林少年とか・・・
まさに、これでもかっていうくらい東京駅づくしです。
今から100年後はどうなるかまでは興味が持てないですが、駅って街の浪漫なんですね。
↓ ギャラリーから降りる階段に残る古い建材
丸の内のドームは、やはり美しい。
新しい郵便局のビルに移りこむ向かいのビル。
大都市の景観に調和する赤レンガ。
私は、意外と都会が好きなのです。











