割引になります。
知らなかった・・・
でも、「新宿武蔵野館」は毎週水曜日は1000円で見ることができます。
それで、水曜日の講義終了後、高速バスに便乗して新宿へ。
新宿駅東口から近いです。
見たのは、これ・・・
『6才のボクが大人になるまで』
3時間弱の大作です。

本当は、『ストックホルムでワルツを』が本命だったのですが、首都高速が渋滞して、開始に間に合いませんでした。

結局、まったく予定外の映画を見ることになったのですが、悪くなかったです。
主人公メイソン・ジュニアの成長を描くのですが、6歳から18歳まで本当に12年間かけて撮っています。
それは見終わったあとで知りました。
見ている最中は、「長いなあ」とか「これって役者が交代している?」とか思っていました。
父も母も姉も、12年間のリアルな変化が描かれています。
母の離婚や再婚や転居、主人公の恋愛や失恋などはありますが、犯罪や事故や大病と言ったありがちな「大事件」は一切なく、まさに淡々と物語は続きます。
当初の家族は、メイソン・エヴァンス・シニア(父)、オリヴィア・エヴァンス(母)、サマンサ・エヴァンス(姉)、そしてメイソン・エヴァンス・ジュニア(主人公)。
母と音楽を志す父とはそりがあわず、離婚します。
母子3人となりますが、母親は故郷のヒューストンに転居して大学に通い始めます。
新しい生活と新しい父親の大学教授・・・
再婚相手も2人の子持ち。
急ににぎやかになりますが、新しい父親は権威的な人物でした。
そんななかでも、父親メイソン・シニアはサマンサとメイソン・ジュニアと良い関係を続けています。
姉弟は、父親から様々な人生の知恵を学びます。
(父親から「避妊」について聞いているときのサマンサの照れ方が可愛いです。)
メイソン・シニアを演じたイーサン・ホークがいい味を出してます。
新しい父親の大学教授は次第に飲酒がひどくなり、暴力的になってきます。
ついに母子3人はこの男のもとから逃げ出すのですが、事件らしい事件はこれが唯一といっていいでしょう。
母親は3人目の男性を見つけ、大学の心理学の教員として働きます。
メイソン・ジュニアも、フォトアートに自分の道を見つけます。
メイソン・シニアとそっくりに成長たメイソン・ジュニア・・・。
本当の親子みたいに似ています。
物語は、ジュニアが大学に入学したところで終わります。
中流のアメリカ白人家族のリアリティを追求した映画のように感じました。
もうちょっと正確に言えば、中流にとどまろうと奮闘する白人家族の映画です。
派手なサクセスもアクシデントもありません。
離婚・再婚と転居の繰り返しですが、それがアメリカ人家族のリアリティなのでしょう。
そうした日常的で平凡な努力がささやかな幸福をもたらす・・・
いや、そうしたお説教くさいところはないです。
ただ、話の後半で出てきた「メキシコ系?」の水道工事人のエピソードはちょっと「アメリカ流成功パタン」を語っています。
「あなたは頭が良いのだから、夜間の短大とか行ったら?」というオリヴィアの言葉に奮起して英語をマスターします。
ちょうどオバマ氏が大統領に当選する時期だったので、選挙のエピソードも出てきます。
メイソン・シニアがオバマ支持というのは、ちょっと納得。
役者はそれぞれ芸達者な人ばかりです。
人生そのものの映画・・・
12年間かけただけあって熟成された味があります。
甘いポップコーンて、苦手かも・・・
- ポスター A4 6才のボクが、大人になるまで。 光沢プリント/写真フォトスタンド APOLLO

- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
映画の公式サイト
新宿武蔵野館の上映中映画


