「こども展」公式サイト
18世紀から20世紀にかけての様々な画家の「こども」像を見ることができますよ。
6/29(日)まで。
今回の子供絵は、画家自身の子供か近親がモデルになっているものが多いです。
今回の「目玉」?
下の左 : アンリ・ルソー「人形を抱く子ども」(1904-5)
下の右 : ピエール=オーギュスト・ルノワール「ジュリー・マネの肖像」(1887)
モデルのジュリーは、女流画家ベルト・モリゾの娘。ルノアールは、両親が死んだあと、ジュリーを引き取ります。
猫の顔も可愛いですね。
この絵は、この日の私の周りでは、たぶん一番人気?
子だくさんの画家や子煩悩な画家のエピソードもあちこちに書かれていて、ほほえましい展覧会です。
デュブッフ一家やモーリス・ドニなどがそうです。
特に、私はドニの絵が好きです。
下の左 : シャルル・ブラン「ジェルメール・ビショの肖像」(1881)
下の右 : モーリス・ドニ「トランペットを吹くアコ」(1919)
子どもといえば、学校とおもちゃです。
下の左 : アンリ・ジュール・ジャン・ジョフロワ「教室にて、子どもたちの学習」(1889)
下の右 : レオナール・フジタ「機械化の時代」(1958-59)
あのピカソもまた相当の子煩悩でした。
パブロ・ピカソ「母とこどもたち」(1953)
ピカソは、50代のときに30歳年下の画学生との間に2人の子どもを設けています。
パロマとクロード
ピカソの子どもたちは、贅沢なことにピカソの切り絵で遊んでいました。
目に力のあるこの子の名前は、クロード。
画家は父親のレイモン・レヴィ=ストロース。
そうです。
この子は20世紀の思想界に多大な影響を与えた人類学者クロード・レヴィ=ストロースの幼いころの姿です。
平日の昼間ですから、すいてました。
圧倒的に女性のお客さんが多いです。
「かっわいー!」
「この子、すきー!」
・・・確かに、可愛いっすけど・・・
私は、どうも子どもに「美」を求める心性に「?」と思っている一人です。
うまく説明できないのですが・・・。
私のなかでは、子どもとスイーツはどこか同じような存在です。
大好きなんですが、飽きやすい・・・。
まあ、なんでも「美味しい」とか「可愛い」とかだけ終わってしまうのは、つまらないですね。
もちろん、これは自分の語彙の貧しさに起因するのでしょうけど。
西洋で「子ども」という存在が文学や美術で「主題化」されたのは、展示の解説にもあったのですが、フランス革命以後のことです。
ブルジョワたちは次第に家族(配偶者・子ども・老人)に目を向け始めます。
「公共性」とは違う「親密性」という精神世界が次第に形をとって現われてきます。
愛と美の関係が気になります。
一流の画家の肖像画と普通の親ばかのVTRとの違いは?
あまり考えすぎない方がいいですかね。
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