5月の連休明けまででした。
生誕100年だったそうです。
東京竹橋の国立近代美術館でやっているとは聴いていたのですが・・・。
昔から絵を描くのが下手でした。
でも、こんな私ですが、実は小学校5年生のとき、親が何をトチ狂ったか絵画教室に通わされました。
すっかり忘れていたのですが、カンディンスキーとかポロックとかを見て、ふと思い出しました。
1年弱でやめたように記憶してますので、才能がなかったのは確かです。
その後、小学校で美術の先生から「最近、絵が明るくなった」と言われました。
(正確には、親が父母面談でそう聞いてきた。)
ということは、暗い絵を描く私の性格を心配して、親は教室に行かせたのかな?
考えすぎか・・・。
それはともかく、写生が大嫌いでした。
絵が下手だと自覚した結果、形を正確に写すことをあきらめ始めます。
何やら頭に浮かぶことやものをぐちゃぐちゃと紙に描いてごまかしてました。
中学生になって、それを見た美術の先生が、「まるで抽象画だがね、これ」と言いました。
「抽象画」という言葉をそのとき初めて知りました。
ミロだのカンディンスキーだのを知らないときから、定規やコンパスでノートに幾何学模様を描いて、色を塗って、勝手に遊んでました。
彼らの絵を見たとき、「なんだ俺と同じじゃん」と無邪気に喜んでしまいました。
愚かだなあ・・・。
ワシリー・カンディンスキー『コンポジションVIII』
抽象絵画にも「系統」があるみたいです。
表現主義からと、キュービズムからと。
色と形だけで内面を表現しようとすることもあるでしょうし、何かの形を「デフォルメ」する場合もあるでしょう。
私自身は、色と形だけの幾何学的な絵が好きです。
マレーヴィッチ『消失する面』
これ、何?
実は、Drogriが適当に「ペイント」で作ったいたずら描きです(^-^;)
題して『晴天の霹靂』?
どうも失礼しました。
でも、抽象画って、自由で楽しいです。
ジャクソン・ポロックの『インディアンレッドの地の壁画』(1950)
テヘラン美術館にあってイラン革命以後なかなか持ち出せなかった作品で、「幻の大作」と呼ばれていました。
今回は、これが日本に来たのですが、私は見られませんでした。
巨大な「オールオーヴァー」(徹底的な塗りつぶし技法)です。
先住民の雄大な大地を感じさせます。
ポロックは、「アクション・ペインティング」と言われるように、床においた大きな画面に直接絵の具を吹き付けたり垂らしたりして、その過程を公開しました。
しかし、偶然を狙ったのではなく、垂らし方にしてもかなり計算されていたと言われます。
偶然性を狙った「オートマティスム」というの技法(というか「思想」)もあるそうです。
コンピューターのプログラムを使った映像も、アートに活用されてきました。
現代の「オートマティスム」?
畝見達夫さん(創価大学工学部教授)のパフォーマンス。
認知科学専攻の大学院生だったころから知っている方ですが、今やすっかりコンピュータアートの専門家ですね。
SBArtというシステムで作成したものを映し出しています。
人工進化プログラムの応用だそうです(何のことやら、実はわかっていない私(^-^;))
畝見さんは、2006年に第10回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞しています。
去年も何か受賞していたように記憶してますが・・・。
とにかく、才能豊かでユニークな工学者です。
このブログ記事はポロック展に詳しいです。
ディジタル世界もまた、美しいです。

